第32回ジュニアの部 入賞作品のご紹介①

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大変遅くなってしまいましたが、ジュニアの部の入賞作品をご紹介していきます。
まずはグランプリ 「十二しのゆらい」 
大森 春菜さん(丹波市立南小学校 3年生)
グランプリ 十二しのゆらい.jpg
〔作者コメント〕
神さまからお手紙をもらった動物たち。 一年間の動物の大しょうになりたくて急いで神さまの所に集まった《十二し》の動物たち。台を作るのに初めてジグソーを使いました。だいじょうぶ。
[審査講評]
圧倒的な存在感と遊び心を感じる作品であり、スケールの大きさから長期間にわたって作り上げられたことがうかがえます。
昔話の「十二支の由来」を題材にして端材やおがくず、木球、木の実など多様な素材を適所に効果的に使って仕上げており、その表現力や創造力には驚かされます。
前回に続き二度目のグランプリ受賞ですが、更にグレードアップした作品に子どもの可能性は無限大であることを感じさせられました。今後も創作活動を続けていただくことと、それが更に将来へと繋がっていくことを願っています。
(玩具作家 濱田 昭文)


続いては、準グランプリ(兵庫県知事賞)「森からのミュージック」
齋藤 優太さん、佐々木 智哉さん、浅田 龍也さん、河野 心さん、田村 真里奈さん、 保木 利仁さん、柴崎 海翔さん、奈良 好伸さん、山田 直人さん、渡辺 遥輝さん、綿引 海斗さん、 新井 陸さん、黒川 勝也さん (埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園高等部産業工芸科 1~3年生)
準グランプリ 森からのミュージック.jpg
〔作者コメント〕
この作品は、産業工芸科13名が力を合わせて作った組作品です。「ウサギさん」を固定した土台部分の厚板は、太い柱を手鋸で縦挽きして木取りしましたが、心材部分でしたので、硬くて鋸挽きは本当に大変でした。
ウサギさん達4匹がギターやピアノを演奏し、その後ろでは、4人の歌手兼ダンサー(人体模型)が演奏に合わせて楽しく歌い踊るというイメージで作りました。ウサギさんの耳や手は曲げ木加工です。
銘木を使うことで、仕上がりが美しく、木材加工の楽しさを十分に感じることができました。
[審査講評]
すっかり上位入賞の常連となった同校ですが、今回も13名の共同製作による群像大作での入賞となりました。
前列には同校の特徴であるなめらかな曲面と、ニスによる美しい仕上げの楽器を弾くうさぎを、後列には近年見るようになったカンナくずをはり付けた造形による歌手兼ダンサーを配列し、いずれも動きがあり、手の込んだていねいな仕事が成されています。アップテンポの音楽が聞こえてきそうな楽しい作品です。それだけに、もうひと工夫、どこかに動く仕組みがあれば申し分なかったのですが。
(彫刻家 磯尾 隆司)


続いての、準グランプリ(兵庫県知事賞)は、「くるくるかたつむり」
板垣 匡哉さん(東京都立工芸高等学校 3年生)
準グランプリ くるくるかたつむり.jpg
〔作者コメント〕
かたつむりのなめらかでゆっくりとしている感じをイメージしながら、製作しました。 また、割れている所や節はあえて手を加えず、自然に生きるかたつむりを表現しました。殻の部分は丸太でできていて、表面を削ったり中をくりぬく作業が大変でした。
[審査講評]
木の素材を生かした素朴でかわいい存在感のあるかたつむりです。殻の中が回転し、デザインも工夫されボールも動くことによって、かたつむりの表現がより豊かになっている。このアイデアがすばらしい。
また回転軸が見えなくて、ブレのない滑らかな回転をする加工技術は高い。そして、丸太で殻を作り、その中を切り抜く作業は大変だったはずですが、そんな苦労を感じさせない爽やかな作品となっています。
(前西宮市中学校校長  岡本 悦司)

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