2013年10月アーカイブ

一般の部の展示期間中、来場者による人気投票を行いました。
入賞作品以外の中から、自分のお気に入りの作品を選んでいただき、最多票獲得作品の作者及び、投票者の中から抽選で一名に、「丹波の銘菓」を贈るという賞です。

投票総数585通のうち、最も多くの票が入ったのは・・・
中村 俊雄さん(山口県)の作品 「うずしおで遊ぶ」 でした!
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104票獲得
使用樹種:カエデ、ケヤキ、サクラ、カヤ、クロガキ、ウルシ、コクタン他
幅:30cm 奥行:60cm 高さ80cm 

様々な樹種を用いて、彩り良く海の中の世界を表現してあります。
一番上にはクマが漕ぐボートがあり、イルカのレバーをひくとビー玉が転がり落ちます。
転がり落ちた玉はいろいろな魚がいる場所でカラカラと勢いよく跳ね、道をさらに転がり落ちます。まさに題名の「うずしおで遊ぶ」のとおり。
丁寧に美しく作られたいろいろな種類の魚たち、海草、ウミガメなどが、海の中の生物が目を楽しませてくれる素晴らしい作品です。

投票者の声
「手の込んだ実に楽しい作品です。木の温もりを感じます。」
「ただ玉が転がるだけでなく、海の生き物や潮を表現され、玉を目で追う時に子供たちの発想力も引き出せ夢の作品ですね!」
「色々な木が使われていて、目で耳で触って、色々と感覚を引き出してくれそうな作品でした。」
「まるで水族館の水槽のような躍動感のある作品であるとともに、木の角が丸く削られていることから、優しさや温もりを感じられる作品で、非常に印象的でした。」
「ビー玉が本当に海の中を旅しているようで面白いから。」
「作品にストーリーがあり、喜んで何度も遊んでいました。」
「手間隙掛けて作ってあり、とても夢がある綿密な作品で大変面白い。製作の努力がすごいと思う。」
等等・・たくさんの方が楽しまれました。

次に票が多かったのは・・・
 中村 開己さん(富山県)の作品「ペンギン爆弾」
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80票獲得
使用樹種:シナベニヤ
幅:25cm 奥行き:25cm 高さ31cm

ユニークでかわいいペンギンさんが、こんなことになって、更にはあんなことに!
何度も試してみたくなる作品ですが、「ペンギンは1人一回まで」の注意書きをしたぐらい展示会場でも大人気でした。


※↑こちらは作者の中村さんのyou tubeより。
中村さんのホームページ

投票者の声
「つぶれて、もどって、びっくりでおもしろい。」
「面白い仕掛けになっていて、子どもも楽しめました。驚きと笑いがありました。」
「発想がとてもおもしろい。ここまでペシャンコになることにびっくり。戻るときの音もよかった。」
「立ち姿、つぶれた姿、どれも愛らしく、デザイン的にとても好きです。」
「ただ単純に楽しい作品。気に入りました。」
「どうやって作っているのか気になった。おどろきがあり、楽しい作品でした。」などなど。

3番目に票が多かったのは・・・
湯元 桂二さん(福岡県)の作品 「ハリネズミの徒競走」 
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76票獲得
使用樹種: ヒノキ、ブナ、シナベニヤ
幅:100cm 奥行:22cm 高さ:25cm

ネズミに洗濯ばさみをつけたハリネズミが坂道をカタカタと競争します。
洗濯ばさみの量や、つける位置によってスピードが変わります。
どうすれば早くなるのか、みんなで工夫しながら遊べる楽しいおもちゃです。
展示会場でもその場から離れない子どもさんがたくさんいました。
作者の湯元さんは昨年度のおきにいり賞受賞者です。

投票者の声
「楽しく遊べるから。洗濯ばさみでスピードを変えられるからおもしろかった。」
「長い時間楽しめていいですね。ゆっくりゆったりまったりのんびり。」
「洗濯ばさみと身近な物を作って、単純だけどかわゆい!飽きずに楽しめます!」
「洗濯ばさみの数と位置でネズミの動きが無数に変化するのが面白く、大人でも夢中になってしまいます。簡単な構造の中に物理学の知恵が詰まっている気がします。」等々・・・。

続いては・・。
31票  「生きている木 遊ぶビー球」 宮本 重信さん(兵庫県)
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投票者の声
「子どもが夢中で遊んでいました。」
「歯車の設計がすばらしい。」
「いろいろな機構が使われていて面白いです。」
「ギアの作りがすばらしい。」

29 票 「バスケ無限シューティング(ボールをつなげ!)」 梅本 松夫さん(兵庫県)
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投票者の声
「動きがシンプルで面白い。木の温もりが感じられた作品です。」
「バスケットゴールに向かって、手がビー玉を運んでいくのが良かった。」
「歯車の仕組みが細かく出来ている。」
「分かりやすいので小さな子どもでも喜ぶと思う。」


以上、みんなが選んだおきにいり賞でした~。

グランプリ(文部科学大臣賞)
 ワンダフル オーシャン
 西宮市立今津中学校 美術部

準グランプリ(兵庫県知事賞)
 花と鳥と人(目)
 川中 波(三田市立あかしあ台小学校 3年生)

準グランプリ(兵庫県知事賞)
 トリプルバランス
 近藤 誠(埼玉県立特別支援学校 大宮ろう学園高等部 産業工芸科 2年)

優秀賞(丹波市長賞)
 ビー玉転がし
 足立 晃基(丹波市立北小学校 6年生)

優秀賞(丹波市議会議長賞)
 にんじんのはたけ
 大和田 智子(東京都立工芸高等学校 3年生)

優秀賞(丹波市教育長賞)
 ゲノセクト
 松井 竜輝(丹波市立東小学校 5年生)

特別賞(三木工業協同組合理事長賞)
 「ハンドルまわそう」くるくるマシーン4号 ゆらゆらカゴで玉入れ大会
 足立 雄飛(丹波市立北小学校 6年生)

佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 木り撮り(きりとり)
 関 なつみ(東京都立工芸高等学校 3年生)

佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 木のおもちゃ(車・汽車)
 福原 大生(三田市立あかしあ台小学校 6年生)

佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 ペンギンとらいおん
 河村 一慶(三田市立あかしあ台小学校 1年生)

学校賞((公財)兵庫丹波の森協会理事長賞)
 埼玉県立特別支援学校 大宮ろう学園高等部 産業工芸科

応募状況
 出展作品数  175点
 出展校数    14校

入賞作品の写真等は順次このブログで掲載していく予定です。

ジュニアの部 審査会

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本日、ジュニアの部の審査会が行われました。
今年は、上位入賞者を決めるのに時間が少し時間がかかりましたが、わりとスムーズに審査が終わりました。
審査結果は23日にこのブログとホームページで発表します。
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搬出おわりっ

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昨日一般の作品の搬出作業を終え、発送しました。近日中に出展者の皆様のお手元に作品が戻ると思います。
一日で終えたかったのですが、作品数が多く2日がかりの搬出作業となってしまいました。
10月とは思えない気温の中、蒸し暑いホールでの作業・・・
ひとつの作品を梱包するのに時には30分くらいかかることもあり、残りを見るとくじけそうになるので見ないようにしながら(^^;)
クラフト館の受付嬢Aさんが一緒に作業をしてくれてとっても助かりました。
一ヶ月ほど毎日見ていた作品とお別れするのは少し名残惜しいですが、ジュニアの部の作品も搬入が始まっていますので感傷に浸ってはおれません。
出展者の皆さんの所にお返しできてホッとしました。

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10/5で今年のウッドクラフト展一般の部が終了しました。
2週間の展示期間中、約3500名の見学者があり、たくさんの方に作品を見て頂きました。
また、10/5には表彰式を行い、遠くは茨城県や高知県から来て頂きました。
出展者のみなさま、来場者のみなさま、ありがとうございました!
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4日には、北九州市からの出展者Yさんに、急遽おもちゃのショーをしてもらいましたよ~。
P1210582.jpg みんな釘付け。笑顔にこにこです。

「アート・クラフトフェスティバルinたんば2013」開催のおしらせです。
アート・クラフトフェスティバルinたんばは、全国から木工・陶芸・ガラス・皮革・布などなどたくさんのクラフト作家が集まるイベントです。今年も約180名の出展があります。

緑豊かな丹波年輪の里の苑内いっぱいにお店が出展します。
中には、ウッドクラフト展に出展されている方のブースもあります!
ぜひ今度の土日はウッドクラフト展とクラフトフェスティバルで、楽しい秋の一日をお過ごし下さい。

日時:平成25年10月5日(土) 10:00~17:00
       10月6日(日) 9:00~16:00  雨天決行
会場:兵庫県立丹波年輪の里
お問い合わせ:アート・クラフトフェスティバルIN たんば(A.C.F.T.)実行委員会
          〒669-3309 兵庫県丹波市柏原町柏原173 まちづくり柏原内
          TEL/FAX 0795-72-1009

アート・クラフトフェスティバル ホームページはこちら
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佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)3点をご紹介します。

まずは「メドレー」 久保 進さん(東京都)の作品からです。
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ハンドルを回すと、ベルトが回転し犬や女の子、おじさんが泳ぎながら次々に登場するオートマタ作品です。
写真では見づらいのですが、それそれのキャラクターがとても愛らしくてかわいい。
犬はご機嫌な様子で犬かきをし、女の子はうきわをして楽しそうにバタ足、おじさんはゴーグルでかっこよくキメてクロールしながらクルッと息継ぎもします。
特におじさんの息継ぎの動きとタイミングがチャーミングで最高です。
木で出来ているベルトの動きもとてもスムーズで安心感があり、さすがです。
毎年、楽しいオートマタ作品を出展される久保さん、来年も楽しみにしています!


続いては、「太郎こま(万能こま)」小原 孝志さん(兵庫県)です。
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こちらの作品の小原さんも木のおもちゃ作りにかける情熱は人一倍強い方です。
グランプリを受賞されたこともあり、今回で8回目のご出展。
今年の出展作品は、5種類の楽しみ方が出来るコマです。
基本となる逆立ちコマは回しているとコマが逆立ちをしてうまくいけば逆立ちしたまま静止します。
見学者の方にやってみせると皆さんとても感動されます。逆立ちする瞬間、一瞬ビュンっと大きな回転音がしてとてもかっこいいです。
この逆立ちコマを完成させるまでには、なんと何百個もの試作品を作り、一万回以上の試演をされたそうです。
審査員の先生方が毎年言われている、「いいおもちゃを作るには何度も試作し実際に子どもに遊ばせること」、これを立派に実践されています。頭が下がる思いです。


「コロコロ虫」 西野 通広さん(兵庫県)の作品
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ヒモをひっぱると斜めに切られた車輪が回転し、乗客も面白い動きをします。
斜めに切られた車輪棒の内側は4色に塗ってあり、動かすとカラフルに見え隠れします。
その色合いとブナの木の色がうまくマッチしていて、ライトでおしゃれな印象です。
デザインもシンプルでとてもセンスを感じます。
車輪棒の交換や取り外しの構造も簡単・確実で変化を楽しめる、と評価されました。
「コロコロ虫」というネーミングもナイスですね。作品名を付けるのって、意外と難しいと思いますが、この作品にぴったりマッチしています。
長く飽きることなく遊べるおもちゃだと思います。


そして最後は学生賞(丹波市製材協会賞)です。
「メカフクロウ」 松永 めぐみさん(佐賀県立産業技術学院 木工芸デザイン科)の作品が選ばれました。
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「パソコン」と「木のぬくもり」をうまくつなげて作られている作品です。
フクロウはUSBやツボ押しになり、パソコンでのデスクワークに癒しを与えてくれます。
形もコロンとして愛らしく、起き上がり小法師にもなり、さらに優しい気持ちにさせてもらえます。
デザイン的にも美しい象嵌が効果的で技術力も高く、審査員からは今後の発展に期待できる作品という評価を受けました。
今回、学校単位での学生さんからのご応募が多く、事務局としても大変うれしかったのですが、松永さんの作品はその中でも、しっかりとしたコンセプトと技術力で秀でていました。

一般の部の入賞作品のご紹介、続いては新人賞と特別賞です。

まずは新人賞(兵庫丹波の森協会理事長)「パパと作ろう 木のプラモ トラクター」 河邊 明さん(茨城県)の作品。
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ブナ、ローズウッド、コクタン、パイン、サクラといろいろな樹種で部品が作られている木製のトラクターのプラモデル。
とても細かい部品を見て、特に男性の見学者の方がびっくり感心しながらご覧になっています。
これはCNC工作機械を使って作られた作品です。 なーんだ、手じゃなくコンピューターと機械の力で作ったのか、とは決して思わないで下さい。
機械で加工するには綿密な設計と膨大な量のデータ作業が必要ということです。
ひとつでも計算が間違えていたらうまく出来ません。
作者の河邊さんは、おもちゃメーカーで設計をされていた方です。
長年おもちゃ作りにたずさわっておられたからこそ出来る作業なのでしょう。
定年を機に、木のおもちゃ作りの夢実現に向けて日々楽しみながら頑張っておられます。
ぜひこれから夢を咲かせていってほしいです。

続いては、特別賞(三木工業協同組合理事長賞)「丹波の黒豆納豆になっとう?」澤 芳郎さん(兵庫県)です。
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作品名もユニークなこの作品、丹波の名産黒豆をモチーフに作られています。
個人的に食べものをモチーフにした作品が好きなのですが、この作品は一目見ただけで思わず笑ってしまいました。
黒檀で作られた黒豆には強力な磁石が埋め込まれていて、箸で持ち上げると納豆のように豆同士が何個もくっつきあいます。
よく見ると黒豆ひとつひとつに彫刻刀で彫ったような跡が何筋もあり、より本物にみせるよう細かい手作業がしてあります。磁石を入れた継ぎ目も全く分かりません。
納豆が入っている藁苞やお箸ももちろん手作りです。
ちなみに作品名の「納豆になっとう?」の「なっとう?」というのは、「なってる?」という意味で、兵庫県の一部で使われる方言です。
「はい、ちゃんと納豆になっとうよ!」

優秀賞をご紹介していきます。
まずは優秀賞(丹波市長賞)「小鳥のもっきん」 大森 恵さん(兵庫県)の作品からです。
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小鳥の形をモチーフにした遊具です。
木馬にもなるこの作品、前部の板を叩くと太鼓のようにとてもいい音がなります。
板部分には長さの違う切り込みがいくつか入れてあり、中では厚みも変えてあるので、音階の違いもあります。 音程の高低差も音の響きもとても良いです。
音のする作品というのは今回意外に少なかったのと、乗って遊べる遊具は出展作品の中でこれだけでした。
ゆらゆらさせながら、自由に太鼓を叩く楽しそうな子どもの姿が浮かんできます。


続いては、優秀賞(丹波市議会議長賞)「干支つながり」甲本 弘史さん(岡山県)の作品。
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干支の12の動物を一列につなげたり丸くつなげたりできる組み木の作品です。
ブナ、ウォールナット、ホワイトオーク、ブビンガと色々な樹種が使ってあり、それぞれの動物をつなげると色のコントラストがとてもきれいです。
干支の順番通りにつないでもいいし、また、どの動物ともつなぐことが出来ます。
「幼い子どもが、口と尾を組みながら、十二支の順番を覚える遊びとなる」と評価されました。


優秀賞(丹波市教育長賞)「危機一髪(カメレオン)」 白木 操さん(兵庫県)の作品です。
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作品名のとおり、カメレオンが長い舌をびゅーんと伸ばすと先端のバッタがジャンプして、食べられそうで食べられないカラクリ作品です。
カメレオンのユーモラスな動きを木工で再現したかったと、作者の白木さん。
見事に表現されていて、見学者の笑いを誘っています。
動きもスムーズで強度もあるので安心して遊べます。
リアルな着色もお見事で、作品の素晴らしい個性となっています。
動画で撮影しましたので、また後日ご紹介します。

次回は新人賞、特別賞をご紹介します。