2011年10月アーカイブ

一般の部の入賞作品のご紹介、第3弾は新人賞と特別賞です。

まずは新人賞(兵庫丹波の森協会理事長)「onpa(オンパ)」 高本 毅さん(岡山県)の作品。

新人賞「onpa(オンパ)」.jpg
音の鳴るドミノです。
最初のコマをひくと連続して倒れていくのですが、それぞれのコマの長さを変えてあるので音階もあります。樹種はよく響くというカエデが使われています。
鮮やかな色とおしゃれなデザインが目をひきます。
もっとたくさんのコマを置くとより音階を楽しめそうですね。

続いては、特別賞(三木工業協同組合理事長賞)「おもしろビュンビュン5」小原 孝志さん(兵庫県)
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昔ながらのおもちゃ、ビュンビュンごまを様々な形で楽しめる作品です。
色の変化を楽しむコマ、音を楽しむコマ、絵が変わっていくコマ、着せ替え出来るコマなどがあります。
このビュンビュンごま、私はあまり遊んだ記憶はなかったのですが、実際回して見るとすごく迫力のある音が出て驚きます。
昔からある伝統玩具から、これだけのパターンを考え出して制作するのは大変だったのではないでしょうか。きっと何個もの試作品を作られたのだと思います。その意欲に感動です。

次は佳作3点ダー。

一般の部の入賞作品のご紹介、第2弾です。

まずは優秀賞(丹波市長賞)「ARIZUKA」 平良 勇さん(沖縄県)の作品からです。

優秀賞「ARIZUKA」2.jpg 優秀賞「ARIZUKA」.jpg
この一見何だ?!と思わせる作品、これはアリヅカです。沖縄の木、デイゴをくりぬき、アリの巣が彫り巡らされています。その巣の中を黒アリと赤アリに見立てたビー玉が、ゴロゴロと音をたてながら転がっていきます。
この作品の作者は沖縄の方で、いつもデイゴを素材にシンプルだけど独特で、ヘンテコ(?)なおもしろい作品を出展していただいています。
今回のこの作品も、まず見た目でオッと思い、それからアリの通り道や巣の彫り具合に感心し、ビー玉を転がして音で楽しみ・・と、とても楽しめる作品です。
審査員からは縄文土器のような自由で野放図な魅力があると、評価されました。
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←のぞき穴から中が見られまーす。

続いては、優秀賞(丹波市議会議長賞)「たこ焼き屋さんごっこ」湯元 桂二さん(福岡県)の作品。
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この作品は名前の通り、たこ焼きの生地を流し入れる所から焼くところ、出来上がりを容器に入れて爪楊枝でさして食べるところまで、ひととおりの「たこ焼き屋さんごっこ」が楽しめます。
まず、生地流し器からたこ焼きに見立てた木の玉がポンポンと出てくるのがびっくり面白い!子どもだけでなく、大人の心もガッチリつかみます。
作者の子どもを見る優しいまなざしが思い浮かぶ作品だと評価されました。
ピックでたこ焼きを裏返して、刷毛でソースを塗って・・アツアツを召し上がれ♪


優秀賞(丹波市教育長賞)「白鳥と遊ぶ」 鈴木 和信さん(岩手県)の作品
優秀賞「白鳥と遊ぶ」.jpg
白鳥の形をした組み木を積み上げていく作品です。
白鳥の首の角度と脚の部分を利用して積み上げていくのですが、積み上げ方に正解はなく、いくつものパターンが楽しめます。出来上がったものが正解、と作者の方のコメントにもありました。
また、白鳥のパーツも同じ樹種ばかりではなく、神代ブナや神代ナラといった美しい色目のものもあり、目でも楽しませてくれます。
今後新たな展開を期待できる玩具という評価でした。

次回は新人賞、特別賞をご紹介します。
たこ焼き食べたいなあ・・・

昨日今日と急に冬のような寒さです。冷え冷え。
さてさて、ジュニアの部の展示期間中ではありますが、今さら一般の部の入賞作品をご紹介していきたいと思います。動画の掲載をしばらくやってなかったので、ぼやーっと忘れかけていましたが思い出しつつ。

まずはグランプリ「コミュニケーション1、2」 蓮溪 円誠さんの作品からです。

グランプリ「コミュニケーション1、2」.jpg

コミュニケーション1のカエルと、2の水鳥の2点からなる組作品です。
ハンドルを回すと、向かい合わせの一対の動物がお互いにコミュニケーションをとる動きをします。
カエルの方は、片方ずつ鳴いているかと思ったら両方同時に鳴き合ったり、水鳥の方は、首を前後に振りながら離れたかと思うと、今度はつんつんとくっつき合ったりを繰り返します。
動力となっている2つの円盤の大きさが違うことによって動きと時間がずれるので、ただの単純な動きではありません。
誰かとケンカした時などにふとハンドルを回してみると、とがった気持ちもまあるくなりそうなあたたかい作品です。
樹種の異なる木の組み合わせやデザインも、とてもきれいで洗練されていますね。審査員のみなさんも脱帽といった感じでした。
受賞者の蓮溪さんは今回で2回目のグランプリ受賞です。(前回の受賞作品
これからももっともっといい作品を作られるのを楽しみにしています。

【カエル編】

【水鳥編】


続いては、準グランプリ「シーサー×12面相」岩田 望美さんの作品。

準グランプリ「シーサー×12面相」.jpg

今年は、沖縄からの出展者が多く、入賞者も2人出ました。準グランプリの岩田さんも沖縄からの出展です。
シーサーの形が12個そろった組み木のパズルです。
クスノキ、テリハボク、センダン、タブ、イジュ、アカギ、琉球松、イヌマキ、デイゴ、ハンノキ、イスノキ、ガジュマルの12種類の沖縄県材が使われています。変わった木目や色の木など、初めて見る樹種があって、来場者の中でも特に木工をする人が興味津々でご覧になってました。
ひとつひとつの木の色の組み合わせが美しく、シーサーものんびりしたいい顔に見えます。シーサーの形のパーツが、沖縄の動植物になっていたりといろいろ楽しめる作品です。
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続きは忘れないうちにまた後日。
ウッドクラフト展ホームページにも、入賞作品の写真、講評等を掲載していますのでご覧ください。
ウッドクラフト展

ジュニアの部の展示

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第24回丹波の森ウッドクラフト展 ジュニアの部の展示が始まりました。
入賞作品を含む、全出展作品217点を展示しています。
初日の今日は、日曜日ということもあって、多くの家族連れや団体さんに見学していただきました。

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第24回丹波の森ウッドクラフト展(ジュニアの部)展示会
10月23日(日)~11月6日(日) 9:00~17:00(最終日15:00まで)
兵庫県立丹波年輪の里 木の館ホールにて

今年新たな試みとして「みんなが選んだおきにいり賞」をやってみましたが、一番やって良かったなと思った点は、作品を選ぶにことによって、来場者に例年よりよりじっくりと時間をかけてひとつひとつの作品を見ていただけたことです。
入賞作品ももちろん素晴らしいのですが、それ以外の作品もひけをとらないいい作品がたくさんあって、ただ展示して返却するだけではちょっともったいないなぁと思っていました。それを今回、一般の方々の目で選んでいただけたことで、作品ひとつひとつに光があたったような気がしています。
例え1票だけだとしても、作る人にとってはとてもうれしい大事な1票なのではないでしょうか。その票が、出展者の方の心にポッと小さな火を灯していただけたらうれしいなと思います。

投票理由やウッドクラフト展への感想を書く欄も設けたのですが、これがまた、今までなんでしなかったんだろうと悔やむほど新鮮で、いろいろな貴重な意見を聞くことができてとても有意義でした。
当たり前のことですが、いろいろな好みや見方があることに感心してしまいました。毎日夕方に投票箱から票を集めるのが楽しみでした。

ただ、反省点も・・・。投票するにあたってそれだけひとりひとりの来場者の滞在時間も増え、土日や最終日などには展示会場がとても混み合ってしまい、スタッフの人数不足もあり十分な対応が出来なかったことです。あっちでもこっちでも結構大胆に作品を触っていている人がいても対応しきれず、それを横目にこっちで対応しながら心の中ではあわあわとして寿命が縮みそうでした。繊細な作品も多いので気をつけないといけません。
来年はちょっと考えたいと思います。

一般の部の展示期間中、来場者による人気投票を行いました。
来場者の皆さんに入賞作品以外の中から、自分のお気に入りの作品を選んでいただき、最多票獲得作品の作者及び、投票者の中から抽選で一名に、「丹波の銘菓」(提供:丹波市観光協会)を贈るという新しい試みです。

投票総数356通のうち、最も多くの票が入ったのは・・・
今村 悦次さん(静岡県浜松市)の作品 「木のキャンピングカー」 でした!
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51票獲得
使用樹種:
間伐材のヒノキ、ケヤキ、サクラ、クルミ、モアビピーラー
幅:36cm 奥行:15cm 高さ21cm 

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投票者の声
「細かい所まで、リアルにできていて感心しました」「すごく楽しくてゆめいっぱい」「一番「欲しい」と思った作品でしたので選びました」「色の違う材の組み合わせがステキです。本物みたいに細かく作ってある」「夢が広がる」等等・・今回、ダントツの一位でした。

次に票が多かったのは・・・
澤 芳郎(兵庫県)さんの作品「2方向文字だよ!」
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37票獲得
使用樹種:カツラ、チーク
幅:40cm 奥行き:40cm 高さ22cm 

投票者の声
「二面性がユニーク」「2方向から文字が見えるのはすごいと思った」「緻密で細かい作品に感動」「発想がすばらしい」などなど。ひとつの立方体で、2方向から文字が読めるという作品です。「震災復興」「頑張日本」の文字もあります。

3番目に票が多かったのは・・・
中村 俊雄(山口県)さんの作品 「動物の顔芝居」 
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24票獲得
使用樹種:
ケヤキ、クロガキ、サクラ、ホオ、ウォールナット他
幅:32cm 奥行:15cm 高さ:38cm

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投票者の声
「作りが良く、しっかりしている」「表情がおもしろい」「子どもが楽しく遊べる」「好奇心を誘う力作」等々・・・。作品側面のレバーを回すと、キンシコウ、パンダ、ライオンと顔がくるくる変わります。口や目元にも変化する工夫が仕掛けてあります。木そのものの色を生かした、寄せ木や象嵌の技術も素晴らしい作品です。

それからそれから、投票者の中から抽選で選ばれたのは、兵庫県加古川市のFさんでした。
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丹波市観光協会 会長さんに抽選していただきました。

気になる丹波スイーツの中身はこんなんです~。
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丹波産の栗などを使った和菓子と洋菓子です♪

きのうと今日

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昨日はジュニアの部の入賞作品の撮影に地元の写真館へ。
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←おちゃめポーズをとってくれてるのは写真館の社長さん♪

今日は、副賞を選びに地元のとある工房へ。
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工房主お手製、道具の木製ミニチュア。たまらん~かわいいよ~

そうそう、気になる一般の部「おきにいり賞」は21日にアップしますね!

グランプリ(文部科学大臣賞)
 ローラーすべりだい
 岩谷 優太朗(姫路市立花田小学校 6年生)
準グランプリ(兵庫県知事賞)
 トーテムころりん
 髙橋 泉(東京都立工芸高等学校 3年生)
準グランプリ(兵庫県知事賞)
 フクロウの森Ⅳ
 大阪府立修徳学院 第3寮(中1~3年)
優秀賞(丹波市長賞)
 「ハンドルまわそう」くるくるマシーン2号 すくってガラガラしてみよう
 足立 雄飛(丹波市立北小学校 4年生)
優秀賞(丹波市議会議長賞)
 あなたが眠りにつくまえに
 朝倉 憩、阿部 央歩(東京都立工芸高等学校 3年生)
優秀賞(丹波市教育長賞)
 アナモルフォーシス「鏡の中の赤ずきん」
 西宮市立今津中学校 美術部(1~3年生)
特別賞(三木工業協同組合理事長賞)
 くまさんちょきんばこ
 森 優樹、石田 佑樹、小磯 渓、新井 希実、池 由美、神田 由輝、安田 拓海
   (埼玉県立特別支援学校 大宮ろう学園高等部 3年生)
佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 宇宙戦艦ヤマト
 松井 竜輝(丹波市立東小学校 3年生)
佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 白かばファミリー
 東郷 旅人(姫路市立花田小学校 3年生)
佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)
 森の出口
 由良 天真(丹波市立黒井小学校 3年生)
学校賞(兵庫丹波の森協会理事長賞)
 三田市立あかしあ台小学校

しばらく更新してませんでした。時間がさらさらと流れていきます。落ち葉はらはら。

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本日、ジュニアの部の審査会が行われました。
作品を並べるときに勝手に入賞作品予想をしたりするのですが、担当して6年目、えらいもんで(自分で言う)半分くらいはその通りになったりします。でも全然見落としていた作品が入賞したりするので面白いです。
ちゃんと考えながら道具を使って手を動かし、工夫して作ったことがわかる作品は、実はけっこう少ないものです。そんな作品がもっと増えるといいなと思います。
審査結果は18日にこのブログとホームページで発表します。

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搬出作業

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今日は一日かけて作品の搬出作業をしました。
ちょっと名残惜しいですが、ひとつひとつ梱包していきました。
発送は明日10/5の午前中になります。出展者のみなさんのお手元へは近日中に届くと思います。
着払いとなっておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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出展者全員にタオルか、おせんべいが入ってます・・。なぜかせんべい・・

展示は終わりましたが、佳作(丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞)3点をご紹介します。

まずは「空を飛ぶドラゴン」 武村 博さん(岡山県)の作品からです。
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ハンドルを回すとドラゴンが羽ばたき、しっぽが回転します。とても精密に作ってあり、その動きはとてもスムーズです。
ドラゴンの顔も大きく口を開け舌が見え、迫力があります。
しっぽの動きは、ただ上下するだけというものではなく、うねるように回転します。
これがなかなか出来ないし、あまり見たことない動きだと、からくりおもちゃを作ってらっしゃる見学者の方が、感心して何度も動かしてみていました。


続いては、「iroawase」渡辺 野愛さん(静岡県)の作品。
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平安時代の着物の色合わせが表現してある積み木です。
日本の季節の中で現れる微妙な色を、2色を合わせることでうまく表現されています。
渡辺さんはデザイン学部の学生さんです。趣きある古式豊かな色合わせを、木と取り合わせて積み木にしてある着眼点が素晴らしいと思います。とても繊細な美しさのある作品です。
木製ではありませんが、付属の冊子も手作りで製本されてあって素敵です。


「火まつり」 谷口 正敏さん(兵庫県)の作品
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マサイの戦士が火を囲んでジャンプします。作者コメントには「老いも若きもジャンプ ジャンプ!」とあります。今回のテーマ「ジャンプ」をストレートに表現してあってかっこいい。
それぞれ結構ジャンプ力があり、屈伸も効いていて笑いを誘います。
この屈伸の効いた膝の動きが絶妙で、審査員の渋谷先生も気に入ってウケておられました。
作者の谷口さんは一昨年もからくり作品を出展していただきました。
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こちらの作品もいまだに印象に残っています。



そして最後は学生賞(兵庫県立丹波年輪の里館長賞)です。
「ちどり」 神谷 礼香さん(東京都・東京造形大学)の作品が選ばれました。
今回学生さんからの応募がたくさんあり、いい作品が揃っていたので新設した賞です。
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千鳥格子模様をモチーフにした積み木です。
いろいろな積み方で遊べ、また色のグラデーションも楽しめてインテリアとしても使える作品です。
4つの色の取り合わせにセンスを感じます。
コンパクトに収納出来るのもいいですね。
審査員からは、今後の発展に期待できる作品という評価を受けました。

本日、ウッドクラフト展最終日でした。
アート・クラフトフェスティバルinたんばの来場者も含め、たくさんの方で賑わいました。展示会場は大盛況、子どもから大人まで多くのみなさんに楽しんでいただきました。
また、入賞者の表彰式も行われ、遠方では沖縄や山口、愛知、岡山からも受賞者の方に来ていただきました。ありがとうございます。
作者の方に直接ご自分の作品の展示風景を見ていただけたり、作品についてのお話が聞けたり、あと、出展者の方同士が顔を合わすことはたぶんこの日くらいしかないので、ちょっとした交流を持っていただけるのもうれしいです。
今年のウッドクラフト展・一般の部は終わりました。展示ホールはしーんとしています。しーん・・。
2月の実行委員会から始まり今日まで、いろいろと出来る事をやったつもりですが、やっぱりやり残したことも多いです。終わってほやほやながらも反省点が浮かんだりまだ分からなかったり、、、しますが、とりあえずひと区切りつけて・・・それからまた次、来年にむけてやっていきたいと思います。

たくさんの来場者のみなさま、ウッドクラフト展をご覧いただきありがとうございました。
そして出展者のみなさま、作品を出展していただいて本当にありがとうございました。担当者としてもとても楽しませていただき、いい作品に出会えたことがうれしかったです。作りたいという姿勢や気持ち、完成までの試行錯誤、何より楽しんで作っている、ということが伝わる作品ばかりで、うれしく元気になり力をもらいました。
また来年もいろいろな作品に出会える事を楽しみにしています。

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