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過去の受賞作品

ジュニアの部 第29回
審査総評

 私が若いころ読んだ本で、数学者・広中平祐氏の著書「生きること、学ぶこと」の中に『必要無駄』という言葉がありました。幼い子がアリの行列や小川のせせらぎを飽きもせずにずっと眺めているような、大人から見れば無駄な時間のようでも、子どもの情緒を育てる上では大切なことという意味です。私は50代半ばを過ぎた今でも、この言葉を大事にしています。 モノ作りの過程においても、短時間で簡単に出来上がる方法が重宝されがちですが、素材と じっくり対話しながら、コツコツ積み上げていくことが最も大切なことだと思っています。
 さて、本年の応募作品ですが、出品点数が昨年より30点近くも増加し、また初出展の学校も8校あったことは喜ばしいことでしたが、作品の傾向としては、全体的にこじんまりとして、 個人作品が多く、グループ合作の大作が無かったことは少し寂しい思いがしました。突出した作品も少なく、僅差の中で入賞作品を選ぶのに苦労しました。
 学校教育の中でも、また、家庭での日常生活の中でも、モノ作りの機会が減少する一方の現在だからこそ、手作りの楽しさ、完成した時の喜びを少しでも多く経験してほしいと願っています。 

ジュニアの部審査員長 彫刻家 磯尾隆司
グランプリ
作品写真
作品名 / ボルケニオン(ポケットモンスター)
氏名 / 松井 誠虎(丹波市立東小学校 4年生)、共同制作者・父
【作者コメント】
木を削る所が難しかったけど、一人でもうまく削れました。
細かいパーツは父が、大きいパーツは自分で切り、それをひとつひとつサンドペーパーやサンダーで削っていきました。なかなか思うような形にならず、苦労しました。
全体を動くようにしようと考えましたが、難しく、父と考えながら、工夫して時間をかけて、少しずつ頑張ってつくりました。それが楽しかったことです。
【講評】
モンスターらしくとても堂々とした大きさともに申し分のない作品ができました。
各部品とも手作りで出来上がっている良さが出ていますし、あえて色を付けていない仕上げが素材の持つ温もりをモンスターに伝えています。各部に目を移すと動かせる部分が多く、おもちゃとしての要素も十分に盛り込まれており、手元にずっと置いておきたくなるような作品になったのではないでしょうか。
三田市中学校美術科教諭 大前 勝彦
準グランプリ
作品写真
作品名 / 季節が実る木
氏名 / 安原 茜(東京都立工芸高等学校 3年生)
【作者コメント】
ウメの木を根っこもそのまま使ったカレンダーです。
木の枝に日付のパーツを引っ掛けて使います。月のパーツは月ごとに季節を表すモチーフになっています。
月、日、曜日のたくさんの様々な形のパーツを切り抜いて作るのが大変でした。
【講評】
主材のもとは観賞の役割を終えた梅盆栽でしょうか。風格の残る姿からは花の季節を重ねた歳月が偲ばれ、それがカレンダーの着想に結びついたのでしょう。立ち姿のバランスが絶妙です。自然木ですから材料の代わりは望めません。枝や根のトリミングはさぞかし緊張したことでしょうね。作者はパーツづくりなど技法面の努力をコメントしていますが、ここでは素材との対話から綴り出されたシナリオの上手さが評価の決め手になりました。
大阪教育大学名誉教授 水上 喜行
準グランプリ
作品写真
作品名 / マイペット
氏名 / 川中 さき(三田市立あかしあ台小学校 3年生)
【作者コメント】
おじいちゃんちに虫食いのくりの木がありました。
ポコポコあながあいていておもしろい形だったので何かおもしろいモノが作れるかもと思いました。くさっている所やカドのある所をノミやサンダーなどで何べんも、みがいてをくりかえしました。どんどん形がかわっていって、頭をつけたら鳥にみえたので足もつけました。かわいいわたしの「マイペット」です。
【講評】
自然に出来た虫くいの木を胴体と尾羽にうまく利用し、面白い鳥になりました。顔と足のカラーリングも効果的で、朽ちた木とのミスマッチが逆に印象の強い作品になっています。黄色に塗った足も動きを感じさせ、足先が少し浮いているためか、今にも歩き出しそうな生命感を宿しているようです。
彫刻家 磯尾 隆司
優秀賞
  丹波市長賞 わたしのくるまはゆめいっぱい 大森 春菜(丹波市立南幼稚園)
共同制作者・母
  丹波市議会議長賞 ピタゴラ装置 磯田 美幸
(尼崎市立大庄北中学校 2年生)
  丹波市教育長賞 ひっつくるま 加藤 風音
(愛知県立起工業高等学校 2年生)
特別賞
  三木工業協同組合
理事長賞
カタカタ 阿部 圭佑
(徳島県立徳島科学技術高等学校 1年生)
佳作
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 探して当てて動物くん 石川 恵悟
(愛知県立起工業高等学校 2年生)
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 おとうさんおかあさん 神澤 晴香(西脇市立楠丘幼稚園 年長)
共同制作者・神澤 志保(4才)
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 私の居場所! 川中 波
(三田市立あかしあ台小学校 6年生)
学校賞
  (公財)兵庫丹波の森協会理事長賞   丹波市立船城小学校
出展校数:22校 / 出展作品数:90点
審査員
  【審査委員長】 彫刻家 礒尾 隆司
    三田市中学校美術科教諭 大前 勝彦
    大阪教育大学名誉教授 水上 善行
 
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