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受賞者発表

ジュニアの部 第22回
審査総評

 前回の総評でも、私は「子供たちが木工作を楽しめる環境作りの大切さ」を指摘しましたが、今回の応募作品を前にしてそのことを再度痛感いたしました。応募総数は前回と変わらないものの、個人の出展がまた減少したからです。木工作は切ったり削ったりする為の道具や場所が必要なのですが、そんな場が社会にも家庭にもないのが出展数にも反映していると思います。

既製のキット部品を組み立てるだけでは、道具の使い方を学ぶことも創造力も育たないと思いますが、今回もそんな作品が目に付きました。他の審査委員からも意見が出されましたが、こじんまりとした作品が増え、夢中になって作ったと思われる作品が少ないのも気がかりです。子どもたちは本来、モノを作るのが大好きです。テレビゲームに熱中する子どもを育てるのではなく、木工作に親しめる環境を作り、モノ作りが好きな子どもを育てるのは、大人社会の責任ではないでしょうか。

ジュニアの部審査委員長 井上 重義
(日本玩具博物館 館長)
グランプリ
作品写真
作品名 / 自画像貯金箱
氏名 / 金井 駿介(埼玉県立特別支援学校 大宮ろう学園高等部 産業工芸科 3年)
【作者コメント】
 この貯金箱は、自分の顔をイメージして製作しました。500円玉を入れると、10万円以上たまるように作り、たくさん硬貨が入るとその硬貨の重みで中の底板が下がって、マイクロスイッチが働き、発光ダイオードに電流が流れて点灯して、お金が貯まったことを教えてくれます。

また、この貯金箱には、鼻と耳があるので、私のようにメガネを使う人には、メガネを狂いの出ない状態でしまうことが出来るとても便利な貯金箱です。

お金を出す時は、鼻の部分を動かしてお金を出しますが、磁石を利用して鍵を開けます。この「からくり」の部分もあり、作って楽しい使って楽しい貯金箱です。

使用した木材は、建築現場から頂いた良質なヒノキや杉の端切れ材を活用しました。
【講評】
 仕掛けのある貯金箱というテーマ、各部品が丁寧に工作してあり、どっしりとした存在感、仕掛けの正確さ・精巧さ、仕上がりの美しさといった点は昨年の受賞作品(機関車)とあまり違いはありませんでしたが、それに加えて、貯金箱としてだけではなく、眼鏡をかければ自画像になるというアイデアとユーモア性が高い評価を受けました。ただ欲を言えば、衝立の足のような台座ではなく、全く胸像のように見える工夫があれば、更におもしろい作品になったのではと思います。

同じ学校の生徒さんが、2年連続でグランプリ受賞という快挙を成し遂げられましたが、貴校の木工に対する熱意やレベルの高さに改めて敬意を表します。
礒尾 隆司(彫刻家)
準グランプリ
作品写真
作品名 / バンブルビー
氏名 / 大枝 岳(兵庫県立山の学校 1年)
【作者コメント】
 トランスフォーマーという映画を見て、自分で木でできないかと思い作ってみました。 図面もないなかで想像で作りましたが、左右のバランスを保ちながら作るのが難しかったです。
【講評】
 すごいという一言に尽きると思います。映画のキャラクターをテーマとしたものですが、木材のみを使用し、可動するように作られています。さらに驚かされるのは自動車の形に変形するようになっています。特別な形から作り出しているわけではなく、バルサ材を地道につなぎ合わせることで、無限大の可能性を引き出しているような作品を作り出すことが出来ました。台座部分にも工夫が出てくると作品に貫禄が出るでしょう。
大前 勝彦(三田市中学校美術部会員 )
準グランプリ
作品写真
作品名 / コマまわしサッカーゲーム
氏名 / 岩谷 優太朗(姫路市立花田小学校 4年)
【作者コメント】
 たくさんの木の枝を集めた。二股に分かれている枝の形のおもしろさを生かし、頭や手を付けることで様々な動きの人が出来た。手足が上がったり曲がったりしているおもしろさからサッカーゲームを考えた。

ボールのかわりに、竹でコマを作り、人の間を通ってゴールをめざすルールにした。遊びながらルールを決める楽しさを味わっていければ、嬉しいです。
【講評】
 様々な木の枝の形を巧みに生かした人物は動きもあって楽しいですね。サッカーを楽しんでいる情景が伝わってきます。コマを回し、台を動かしてコマを人物の間を移動させるアイデアは誰の考えですか。お母さんと一緒に考えて、楽しんで作られたほのぼのとした情景が伝わってきます。コマは勢いよく回り続けないとゴールまで届かないので、コマを回す技も磨けますね。大勢のお友達と一緒に、仲良く楽しく遊んでください。
井上 重義(日本玩具博物館 館長)
優秀賞
  丹波市長賞 双月 十河 加奈子
(香川県立高松工芸高等学校 工芸科 3年)
  丹波市議長賞 CUP WOODLE
(カップ ウッドル)
坪井 利乃
(神奈川県寒川町立 寒川東中学校 3年)
  丹波市教育委員会教育長賞 部位図 西宮市立今津中学校 美術部
(西宮市立今津中学校 1〜3年)
佳作
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 木の遊び場 足立 有希
(丹波市立上久下小学校 6年)
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 たま子 道端 真美
(東京都立工芸高等学校 3年)
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 仲良しのお城 蓮溪 采音
(滋賀県湖北町立朝日小学校 4年)
学校賞
  丹波の森ウッドクラフト展実行委員長賞 秋田県立能代養護学校
出展校数:23校、個人出展2名/出展作品数:323点
審査員
  【審査委員長】 日本玩具博物館 館長 井上 重義
    彫刻家 礒尾 隆司
    三田市中学校美術部会員 大前 勝彦
 
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