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過去の受賞作品

ジュニアの部 第17回
審査総評

作品のうちに秘められた生活経験と心

 作者のコメントを読むと、小学生は材料や遊び方の工夫とか、工具の使い方や仕上げの磨きなど、絵を描くようにはいかない難しさをいろいろ例示して、「よく見てください」と書いている人が少なくありません。親や家族が支えてくれたことに触れている人もいます。忘れられない思い出がいっぱいあるのでしょう。中学生は制作に熱中し満足しているのか多くのコメントは短文で、制作プロセスの気持ちなどあまり書いていませんが、機能性の工夫などに努力していることが察せられます。ところが高校生になると一転して、作品テーマや制作意図についていろいろ書いています。作品に対する思いが深まるのでしょうか。

 子どもがウッドクラフト制作にチャレンジすると、美しく楽しい形が完成する喜びだけでなく、仲間とのかかわり、加工技術文化との出会い、苦労を克服した達成感、生活価値観の新たな発見など思いがけない経験に恵まれます。そこで生まれた発想や感情もまた表現のうちと考え、ジュニア部門では大切にしたいと思います。

 なお主要な素材が金属だったため入賞出来なかったのは「飴玉と蟻さん」でした。なかなかの力作で、その優れた造形性に審査負が注目しました。ぜひ木工作品で再チャレンジして欲しいものです。

ジュニア部門審査委員長 寺内 定夫
(玩具デザイナー)
グランプリ
作品写真
作品名 / ひみつの部屋
氏名 / 原 桃子(東京都立工芸高等学校 3年)
【作者コメント】

 私は小さい頃よくミニチュアのドールハウスと人形で遊んでいました。女の子なら誰でも遊んだ憶えがあるはずです。ドールハウスといえば現代ではプラスチック製のものが主流になっていますが、部屋も家具も全て木製のドールハウスを作り、手で触れて遊んで、少しでも自然な素材に触れられたらいいなぁと思いました。更に、このドールハウスの部屋をパースペクティブで表現してみました。立体でパースペクティブを表現し、そうすることで、子どもだけでなく大人も楽しめるようになっています。もっと色々な家具のパターンがあれば何倍にも楽しむことができます。

【講評】
 見たところありがちなスクエアなボックス。しかし蓋を開けるとそこには・・・小さな手提げボックスに閉じ込められた自分だけの空間・・・とよく見ていると箱の中に奥行きを感じさせる視覚トリックがきちんと展開されていたり、隅々まで気持ちが行き届いた愛らしく小さなファニチャー(家具)たちが居たり、シンプルながら正確な作業と、あえて木地のまま仕上げることで、素朴な木の肌の温もりと優しさが感じられる作品となりました。

大前 勝彦(三田市中学校美術部会員)
準グランプリ
作品写真
作品名 / 水辺に集う ―アオサギ・アマゴ―
氏名 / 亀岡市立高田中学校2年生(亀岡市立高田中学校 2年)
【作者コメント】

 高田中学校では、毎年文化祭で、学年ごとに演劇発表と共同作品の展示発表を行っています。この作品は2年計画で亀岡の水鳥と魚を合わせて製作し、私達の住む川東の豊かな自然を表現したものです。川の中を泳ぐアマゴと水辺でのんびりすごすアオサギをパズル仕立てでデザインし、水性の着色剤で色をつけました。みんなで作った作品が1つにまとまると何とも言えない満足感がわきあがってきました。

【講評】
 共同制作とはいえ大作です。テーマは地域に棲む、水と空の動物たち。みんなが協力して作品を完成させていく。その過程で自然観察や自然保護への理解も深まり、人間形成にも大きな影響を与えたと思います。作品の完成度も高く、木質を活かし、落ちついた色調も自然の雰囲気を醸し出しています。よき指導者に恵まれて素晴らしい作品が出来ました。中学生活のよき思い出ができましたね。

井上 重義(日本玩具博物館館長)
準グランプリ
作品写真
作品名 / マジックカブトムシ
氏名 / 佐賀 郁哉(大河内町立寺前小学校 3年)
【作者コメント】

 木のいた一枚でカブト虫を作れると思ったから。いとのこで木を切るのがむずかしかった。ちょうばんをつけるところもむずかしかった。

【講評】
 遊び心をテーマにするウッドクラフト展ならではの作品と思われました。作者が「木の板一枚でカブト虫を作れると思ったから」と述べているように、板を開くように動かせばツノと足が現れてカブト虫になるマジック仕掛けを楽しんでいます。子ども時代に木工のおもちゃ作りを経験した人は、ちょうばんを使いたかった思い出があると思いますが、その生活的で創造的な発想力に拍手を贈ります。

寺内 定夫(玩具デザイナー)
優秀賞
  柏原町長賞 マーチング ロード 宮崎県立 佐土原高等学校(3年)
  黒木 純子
  柏原町長賞 手がとりはずせるザリガニ 寒川町立寒川東中学校(3年)
 諏訪 勇
  柏原町長賞 不思議な動物ワールド 篠山市立城南小学校(3年)
 堀本 紘代
奨励賞
  兵庫県
勤労福祉協会
 理事長賞
Several men,Several minds
〜十人十色〜
東京都立 工芸高等学校(3年)
 多田 恵未、大崎 さや香
  兵庫県
勤労福祉協会
 理事長賞
パワーショベル 波賀町立 波賀小学校(4年)
 山岸 勇登
  兵庫県
芸術文化協会
 理事長賞
バイオリン 篠山市立城南小学校(6年)
 小前 淳
  兵庫県
芸術文化協会
 理事長賞
木のいす ジェームスくん 姫路市立 花田小学校(4年)
 渡邉 舞子
  丹波の森協会
 理事長賞
ハートベアハウス 三田市立 すずかけ台小学校(4年)
 松本 洋子
アイデア賞
  氷上町長賞 回り樹華 東京都立 工芸高等学校(3年)
 和田 朋子
  青垣町長賞 カレンダー
THE 果憐蛇〜
神戸市立 神戸工業高等学校(3年)
 綛谷 佳乃、富 絢子、瀧上 果純
  春日町長賞 Merry bebe 東京都立 工芸高等学校(3年)
 田中 晶子
  山南町長賞 通帳も入る! パズル貯金箱 三田市立 学園小学校(6年)
 村田 祥子
  市島町長賞 鳥のツリーハウス 三田市立 すずかけ台小学校(6年)
 大熊 宏明
特別賞
  丹波の森
ウッドクラフト展
 実行委員長賞
本棚 春日町立 進修小学校(6年)
 西山 秀史
  丹波の森
ウッドクラフト展
 実行委員長賞
思いでの アビ 神戸市立 藤原台小学校(6年)
 福本 環
出展作品数は527点、出展校数は34校
審査員
    【審査委員長】玩具デザイナー 寺内 定夫
    彫刻家 礒尾 隆司
    日本玩具博物館長 井上 重義
    三田市中学校美術部会員 大前 勝彦
    柏原町立新井小学校校長 中村 富美代
 
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