| 県内二千haの被害 |
 |
平成一六年に相次い で日本を襲った台風。
なかでも台風二三号による森林被害は、全国で一万五千ヘクタール。林業用施設等の被害も含めると、金額にして八三〇億円と甚大なものとなった。(一一月二五日付農林水産省発表資料)
同年一一月には、この被害に対し激甚災害指定がなされている。 |
|
今後問題になるのが、大量に発生した風倒木の処理。強風により大きな力が繰り返しかかった為、明らかに割れが発生している部分はともかく、表面的には問題ないように見えていても、製材すると欠点が現れるケースも。もちろん風倒木でも、利用できるものは利用し、欠点木や残材を適切に処理できればこれに越したことはない。
そのためには、できるだけ伐採地の近くで加工できることが望ましい。 |
現場で丸太加工が可能
写真の機械は、(株)かんでんエンジニアリング(本社:大阪市)が開発している小径間伐材丸太加工装置「とが丸くん」。リモコン自走式の丸太加工装置だ。
従来丸太(丸棒)を加するためには、原木を加工機械のある製材工場まで運ぶ必要があった。しかしこれは逆に原木のある山中に機械そのものを搬入(4t車で運搬可)し、その場で加工ができるすぐれものだ。 この機械を一日六時間稼働させると、約三〇〇本が生産可能。その他の特徴としては、走行姿勢から作業姿勢へ約三分でセット可。加工時間は一本(二m)約一分。写真のクローラ式に加え定置式(工場あるいは現地)のものもある。
|
 |
アタッチメント式の刃先は簡単に取り替えることができ、径も100,120,130,150,180,200と変更可。また、断面形状も六角形や、たいこ状にもできる。
仕組みは、通常の加工機とは違い、固定された刃先に材を油圧ピストンで押しつける「ところてん」方式。このような加工方法のため材表面は多少荒れてはいるが、土木工事用の杭や柵工用には十分使えそう。
工場仕上げも有利に
現地で大きめに加工し、仕上げを工場でおこなう場合、原木そのものを運ぶより遙かに少ない回数で輸送できることや、工場での残材発生も少なくなるなどのメリットも見逃せない。
メーカーによると、現在はスギ用に機械を調整しているが、今後は、カラマツなど他樹種にも対応させるとのことだ。
開発元
(株)かんでんエンジニアリング 北陸支店
tel:076-432-5242 |
|

|
こだわりの
木造建築紹介
|
安心コミュニティプラザ
風 の 家
(神戸市) |
平成一六年十月にオープンした神戸市灘区六甲道駅北地区にある集会所。周辺各自治会(まちづくり協議会)の連合会が事業主体となり建設された。
まちづくりの拠点施設
平成七年の阪神大震災では多くの建物が倒壊、焼失した。ここ灘区六甲道駅北地区でも倒壊や火災が発生し、死者・負傷者が多数発生している。
多くの住民が避難所暮らしを強いられるなか、同年三月、神戸市により土地の減歩や移転が必要となる都市計画が決定された。
先の見えない不自由な中での決定。不安がひろがった。しかし、度重なる議論の結果、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という思いがまとまり、ついには行政を動かし、住民側の意向を汲んだ計画へと変更されている。
「風の家」は、地区のほぼ中央に位置する六甲道北公園(敷地面積約八千u)予定地の一画に建設された。同公園は住民自らが複数のプランから煮詰めていったもので、平成十八年の完成を目指し現在工事が進んでいる。
|
 |