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vol.80 平成16年3月
発行:兵庫県立丹波年輪の里(林産指導課)
tel0795-73-0725 fax0795-73-0727
e-mail wood@hk.sun-ip.or.jp
http://www.hk.sun-ip.or.jp/wood/
題字 鳳翔会主宰 塩山重夫
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| 芦屋浜モデル完成! |
県 産
木
材
を
多
用
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☆「ひょうご木の住まい」木造住宅☆ |
姫路に次いで
二棟目
「ひょうごウッディビジネスパーク(仮称)構想」の一環として、「ひょうご木の家ビジネスモデル」を兵庫県が提案している。この考え方に沿って県産木造住宅を建築するグループ「ひょうご木の住まい建築市場協議会」による第2号モデル住宅が、芦屋市南芦屋浜にこのほど完成した。
平成一六年一月二五日、当日は、小雪が舞うこの冬一番の寒さの中ではあったが、木造住宅に関心の高い家族連れなど約200名がモデル住宅の見学に訪れた。
オープニングセレモニーでは、齋藤富雄県副知事が「ひと家族でも多くの県民の皆様に、このモデル住宅をご覧頂き、木造住宅に関心を持っていただきたい。そして、木造住宅が県民の健康を守り、地球環境や、なによりも兵庫の森を守ることにつながると言うことをご理解頂きたいと思います。」と挨拶。
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倍以上の木材使用
見学者に好評
延床面積約四二坪、ここに木材を約四四立方メートル使用。その内の約八割を兵庫県産木材が占める。
「一般的な木造住宅の倍以上の木材をつかっています。床材に使用したスギ厚板の暖かさを素足で感じてください。」と、同協議会の三渡会長は説明する。さらに、「室内は、段差を少なくする事はもちろんですが、目の高さ程度に次のフロアがくることで、高齢者にも階段を昇る意欲を湧かせるスキップフロア形式としています。」(同)という。
モデル住宅では、詰めかけた見学者が担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。 外の寒さとはまるで別世界のような暖かい室内は、スギの赤みもほどよく調和し、ほんわかとしたぬくもりを感じる。屋外との温度差があるだけに、大量に使われた木材の蓄熱効果が、発揮されているようだ。
見学者からは「中はとても暖かい」、「木がたくさんで気持ちが良い」などと評価する声が聞かれた。 |



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その地域の木材で
住宅を建てる意義
同協議会久我副会長は、「ご自身が満足のいく家を建てると言うことと共に、木材を多用した住宅が、社会貢献にもなると言うことも理解していただきたいと考えています。このモデルハウスを通じて申し上げたいことは、住宅と木材、また自然環境が保たれてこその人間と言うことに思いを巡らせること。そしてこれらを通じ、ご自身の人間性をも磨くということを考える機会にして欲しいと言うことです。」と
県内産の木材で住宅を建てる意義を強調する。
見学会では、協議会の取り組みを紹介するコーナーや、兵庫県産木材で建設される木造住宅で利用できる低利融資制度の説明会も同時に開催され、これから木造住宅をと考える見学者らの、熱心にメモを取る姿がみられた。
また別会場では、収納名人の近藤典子氏による「賢い住み方・暮らし方」セミナーが開催され、参加者の好評を博した。
○問い合わせ先
ひょうご木のすまい建築市場協議会
TEL 0798-39-1102 |
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こだわりの
名店紹介 |
手創り工房 |
| 風 樹 の 塔 |
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ふ き の と う |
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| JR神戸駅南、住宅関連メーカーのショウルームが集まる、HDC(ハウジングデザインセンター)2Fにある手作り家具の店。 本店は奈良県山辺郡都祁(つげ)村。元々は京都で営業していたが、昨年、現在地に移転。奈良と神戸に店を構える。神戸店のスタッフは2名。本店には職人等6名。 控えめな照明の店内は落ち着いた雰囲気。なかに入ると、テーブル用天然無垢板が、ズラリ数十枚並ぶ姿が目に入る。壮観だ。 |
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いっぷう変わった販売方法
HDCは、これから住宅をと考える人々が訪れる場所。年齢層は三十〜四十歳台が中心。
立派な無垢の板が、整然と立て掛けられている姿に皆驚く。ここで直に触ってもらい、世界に二つとないテーブルが、まさにその板で作られる。
「注文を受けてからお渡しできるまで、標準で四十日は見てもらっています。」と、同店の安部太郎店長。
「特にPRはやっていません。訪れるかたは、ユーザーさんからの紹介や、ついでに立ち寄る人など様々です。ここで板を見ていただき、打ち合わせの中で、出来あがりのイメージを固めていきます。スケッチをお持ちになる方もおられます。板の自然な形そのままを活かしたテーブルになることが多いですね。」と言う。お気に入りの板は、奈良店に送られ、職人の手でテーブルに加工。店頭に表示されている価格は、その加工費込みだ。 |
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材種はサクラ、ナラ、ウォールナットなど
木材の仕入れは、多くは北海道から。広葉樹専門の製材工場で直に仕入れる。その関係で、旭川周辺の木工職人の作品も、作り置きだが展示販売する。
素材そのものの板を形にする。事前の打ち合わせさえ一回では済まないだろう。しかし、その苦労さえも、一生モノのテーブル等の家具を手に入れようとするなかでは、喜びに変わる。木を使った満足感の、巧い演出だ。
神戸 風樹の塔
TEL 078-371-8158
http://www.fukinotou.net/ |
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メーカーを訪ねて
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木にこだわり、
夢をかたちに |
(株)木 栄
(氷上郡青垣町)
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| 同社は、加古川源流にあって兵庫県内でも有数の高い人工林率をほこる静かな山あいの町、氷上郡青垣町に生産拠点をもつ、トップクラスの国産材メーカーだ。 |
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会 社 概 要
足立製材所として昭和四八年創業。昭和五六年に、株式会社を設立。その後、建築請負やログハウス製造販売を開始。土木資材の製造販売、不動産業もてがけるなど、地場産木材を核とした事業を幅広く展開。
形状記憶木材
FRウッドが好調
県産材を中心に、月産約一千立米の製材を手がける同社。平成一四年には最新鋭の液層乾燥機(左下写真)を導入。木材乾燥にかかる時間を短縮でき、形状安定性も高まるとして導入されたものだ。
「最近は、公共事業向けの主に内装材で、工務店、設計事務所関係からの引き合いが増えてきました。」と同社足立栄逸社長。
しかし「一般住宅向けは依然として厳しい状態が続いています。」とも。
そのような中、「おかげさまで、FRウッドの引きあいは増えています。この製品の品質の良さが評価されているようです。液層乾燥機自体は、乾燥スケジュールや使用している油の性質などからくる製品の仕上がり具合などに、導入当初は若干の調整が必要でしたが、今ではそれらも技術的に克服され、安定した出荷が可能な状態です。」と言う。「注文には迅速に対応出来るよう、常に数棟分のストックを持つようにしています。また、地元工務店と連携した、山への見学ツアーを住宅購入者向けに企画するなど国産無垢材を使った木造住宅の良さをアピールすることで、大手ハウスメーカーとの差別化を図っていきたい。」と、語る。 |
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木材を使って
地元に還元
一方青垣町という植林の盛んな地域にあって、森林・林業に対する見方は、「行政主体で森林整備が進んでいるが、道に近いところでも間伐材が切り捨てにされている。これはもったいないことです。スギ、ヒノキの価格差は小さくなり、さらに外材とも価格に違いはなくなった。製品の価格は乾燥や製材手間が大半。であれば多少木材の量を多くしてもそれほど住宅価格には影響がないことになります。当社の木造住宅は材を厚く大きくして、木材の良さをアピールし、お客様の満足感を高めるようにしています。山もとで頑張るメーカーとしては、とにかく木を使うこと、これを考えたい。苗木を植え育て、大きくなったら伐採し、また植える・・・と、うまく循環させてはじめて山は良くなる。地元の木材を使い、ユーザーには満足のいく木造住宅を供給しつつ、山もとにも還元したいと思います。」と、熱く語っていた。
(株)木栄
TEL0 795-87-5217
http://www.mokuei.co.jp/ |
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「明石城武蔵の庭園」
整備進む |
県立明石公園(JR明石駅北側:明石城)の一角に、江戸時代初期の伝統的手法を用いた庭園が整備されている。
NHK大河ドラマ「武蔵」の放送は記憶に新しいが、その昔、明石城の築城や堀外の町割りには、宮本武蔵が深く関係していたという。
今回の庭園整備は、この史実と、伝統的な日本庭園の文化を来園者に伝えることが目的。
県の発注により、(社)兵庫みどり公社が事業受託し実施。庭園内の「御茶屋」や「門」には、同公社分収育林地からの間伐材等を活用。オープンは平成十六年三月末を予定している。 |
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木・ワード(7)
「MSDS」 |
ホルムアルデヒド放散量規制強化など、住宅建材と健康の関係がクローズアップされている。建材には様々な化学物質が使われているが、指定化学物質等を使った製品を出荷する際に、事業者はその化学物質に関する情報を相手方に提供することが法令により義務付られている。平成十一年に制定された「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」に基づき、平成十三年から実施されている。この制度により、「化学物質の性状及び取扱いに関する情報」(MSDS=Material
Safety Data Sheet化学物質等安全データシート)とよばれるものを事前に相手方(事業者)に提供することが義務づけられている。
建材が健康に及ぼす影響に関心の高い施主から、関連資料の提供を求められることもある。 |
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県内の木工品紹介 姫路・接合バット製作
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主に打撃練習用に使用される木製バットで芯材にタケを重ね合わせ、周りをムクノキの板で囲んだもの。材料は豊岡市等の多雪地域のものを使用。
製造工程は複雑だがポイントは重さの微妙な調節。安価で年間千本ほど生産。地元高校や東京の大学などで使用。
藤原木工匠(代表 藤原三男次)
(姫路市鍛冶町66 :0792-22-5658) |
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〜 お 知 ら せ 〜
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*「人にやさしい木材塗料展」
自然素材等を原料とした木材塗料展示。
丹波年輪の里 木の館にて開催中。
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*春のフェスティバル
四月十、十一日開催
フリーマーケット・ストリートパフォーマンス等
盛り沢山。
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