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VOl.74 平成15年3月 発行: 兵庫県立丹波年輪の里(林産指導課) tel0795-73-0725 fax0795-73-0727 【題字】 鳳翔会主宰 塩山重夫 |
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| 木っていいよね やさしいよね | |||||||||
| 「第17回ひょうご木材フェア」 | |||||||||
| JR神戸駅南地下 デュオドームで開催 | |||||||||
| 一般消費者に「木」の良さを知ってもらい、暮らしの中にもっと「木」を取り入れてもらおうと兵庫県木材利用推進協議会(竹内弘会長)は2月2日(日)に「第17回ひょうご木材フェア」をJR神戸駅南地下にあるデュオドームで開催し、神戸市民など約1万1千人が集まった。 | |
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| 積極的な県産木材利用のPRが必要 | |||||||||
| 午前10時の開会式で竹内弘会長(県木材業協同組合連合会会長)が「林業・木材産業を巡る現状は深刻な状況ににある。暮らしの中に木を取り入れてもらうため積極的なPRが重要だ」と述べた。 また来賓代表の県農林水産部北原昭夫部長は「県も公共施設の木造・木質化の推進や木造住宅の建設促進や県産木材を使った学習机・イスの小中学校への導入など平成15年度予算において積極的な木材利用の普及を図っていく」と挨拶した。 | |||||||||
| 県内各地域の19団体が にぎやかに出展! | |||||||||
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今回、出展団体・企業は19団体で、各展示ブースには県内各地の木工品等の展示販売や木材普及パネルや土木用資材の展示、木造住宅相談などが行われた。各出展ブースを覗くと国産材製材の(株)木栄は新しい木材乾燥技術の液相乾燥法でヒノキ材を処理した形状記憶木材(FRウッド)の展示。日本土地山林轄mサハウジングではウッドトレイや端材の即売等、また衣笠木材鰍ヘ調湿・消臭・抗菌対策建材の展示等を行った。そして県立森林林業技術センターでは試験研究内容のパネル紹介やパソコンを使った木材等のアンケート調査、木のパズル展示等で人を集めた。 | ||||||||
| 会場には熱心に木に見入る県民達で一杯。 | |||||||||
| ■兵庫県木材利用推進協議会の構成14 団体 @県林業会議 A県森林組合連合会 B県木材業協同組合連合会 C県治山林道協会 D県公有林野協議会 E県公団造林推進協議会F県森と緑の公社 G県林業種苗協同組合 H県林業協会 I県林業普及協会 J県製材JAS認定工場協会 K県木材青年クラブL県林業研究グループ連絡協議会 M県森林土木協会 |
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| 暮らしの中に木材を取り入れる運動 | |||||||||
| 平成14年度県産木材需要拡大優良事例コンクール | |||||||||
| (公共施設部門) | |||||||||
| 知事賞に丹治交流施設(多可郡加美町) | |||||||||
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県産木材の利用推進に大きく貢献した事例を表彰する県産木材需要拡大優良事例コンクールは(主催兵庫県木材利用推進協会)本年度は公共施設部門について実施され2月2日の木材フェアの開催場で受賞式が行われ、優秀な3事例が表彰された。 | ||||||||
| 北播磨地域のシンボル的な木造施設に | |||||||||
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最優秀(県知事賞)は加美町の丹治交流施設(公民館)が受賞した。木造平屋建て延床面積は約366m2で木材使用量は109m3。使用される柱、梁などのほとんどを地元丹治集落の所有山林の木材でまかなっている。ふすまにも加美町特産和紙「杉原紙」が使われるなど北播磨地域のシンボル的木造施設となっている。 また、立木の直接販売システムを提案するなど、地域材は高いという固定観念を払拭し、他施設建設の契機ともなっている。 平成14年4月に竣工。 | ||||||||
| 周囲の景観に融合した住民に親しまれる施設 | |||||||||
| 優秀(県議会議長賞)には神崎町の作畑秀峰館(公民館)が選ばれた。木造平屋建て延床面積約247m2。建物の主要構造材に神崎町産材を使用し、周囲の森林にも融合した地域のシンボル的な施設として地域住民からも親しまれている。また、当該施設建設が契機となって地元小学校の建て替えに地元山林からの伐採供給を行うこととなった。他にも、当該地区では間伐材プランターの設置運動を行うなど間伐材等の利用推進に対する取り組みなども盛んに行われている。受賞内訳は次のとおり | ![]() |
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| ▽最優秀(県知事賞)=丹治交流施設(多可郡加美町)▽優秀(県議会議長賞)=作畑秀峰館(神崎郡神崎町) ▽優良(県産木材利用推進協議会会長賞)=村岡町民間活動等支援交流センター(美方郡村岡町) | |||||||||
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| 木・竹酢液 特定農薬指定先送り 農薬取締法改正に伴う「特定農薬」の指定について1月30日の農業資材審議会で木・竹酢液は効果が不明として先送りとなった。しかし木・竹酢液等は保留扱いとされ、効果が判明できるデータが揃えば安全性を確認して指定される可能性がある。保留期間中は生産者の個人的な使用は規制されないが、薬効ありとして販売してはいけないとされる。 |
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| 宍粟材利用のシンボル 間伐材利用の新たな可能性 「ハイブリッド木造スペースフレーム」 |
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| 宍粟郡山崎町では、同町東下野の山崎町生涯学習センター「学遊館」の敷地内で大屋根付多目的広場及び宿泊棟を建設中。(完成は3月末予定) | |||||||||
| これは、宍粟郡内の行政関係者、素材業者、木材市場、製材業者、工務店、建築家が集まる「宍粟材推進会議」が中心となって進めている事業で、施設周辺の森林と宍粟郡内から生産された間伐材や小中径材を使用し木材の乾燥から加工までを地元の業者が請け負い資材供給している | ![]() |
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| 国内最大級 の建物 | |||||||||
| 主体構造物の屋根付多目的広場はヒノキの丸棒加工材に接合部金物をラグスクリューにより定着させたトラス部材と節点の鋼製球形コネクターを組み合わせた木製立体トラス構造であり、この工法の建物としては国内最大級であるという。 このハイブリット木造スペースフレームは大阪大学の今井教授らにより「節や傷等の欠点が構造上の欠陥にならず上級構造材の3倍程度の強度を確保できる。また耐力にバラツキが少なく樹齢に影響されにくく、間伐材利用に新たな可能性を与える。」などとされている。総工事費約2億8千万円、建築面積2千186m2、延床面積2千064m2。 |
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| 県産間伐材を利用した机はいかが! (有)ウッドワーク丹波が事務用机を制作 |
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氷上郡の(有)ウッドワーク丹波(代表 栗田隆夫氏)は、5年程前から地元産間伐材を利用した学校用の木製机・イスの製作に取り組むなど意欲的な活動を行っている。 このたび同団体では丹波材の良さを積極的にアピールし間伐材利用を推進するため、丹波産ヒノキ間伐材を用いた職場用の木製机を製作した。 机は両方に引き出しの付いた両袖机と片袖机の二種類。 写真の両袖机は一台10万円前後。 |
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■県立森林林業技術センターからの研究報告■ (木材利用部 永井智研究員) エンジニアードウッド生産のための基礎知識 (その2) |
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| 「丸太のヤング係数を考慮した製材」 前号では丸太のヤング係数から正角材のヤング係数を精度よく推定可能であることについて紹介した。 本号では丸太のヤング係数と丸太内のヤング係数分布との関係についての試験結果を紹介する。 25年生のスギから胸高部位を元口とする長さ1.5mの丸太を採取(72本)し木口面をハンマーで打撃して丸太の動的ヤング係数(Efr)を測定した。 次にその元口側から長さ40cmの丸太を切り出し160mm(長さ)×10mm(幅)×10mm(厚さ)の小試験体を髄から樹皮側まで連続的に作製(795体)し、曲げヤング係数(MOE)を測定した。 結果を図示する。髄付近でMOEが小さく(約40tf/cm2)、樹皮側に向かって大きくなる傾向は全ての丸太内で同様であった。ただし、Efrの小さい丸太ほど丸太内のMOEは樹皮側に向かって漸増するにに過ぎず、例えばEfrが40〜50 tf/cm2の丸太から作製した小試験体では、髄から約5cmの部位のMOEは55 tf/cm2程度に過ぎない。 |
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| 一方、Efrの大きい丸太ほど、MOEは樹皮側へと急激に増大しており、例えばEfrが80〜90tf/cm2の丸太から作製した小試験体では、髄から約5cmの部位においてMOEは80 tf/cm2に達している。 これらの丸太から10.5cm角の心持ち材を製材した場合、材表面は概ね髄から5cm付近に相当する。Efrの小さい丸太では、髄から樹皮側へのMOEの増大はわずかなので、心持ち材だけでなく、樹皮側の材(例えば背板)に優れた強度性能を期待することは難しいと考えられる。これに対しEfrの大きい丸太では心持ち材だけでなく樹皮側の材により優れた強度性能を期待することができる。 つまり、丸太のEfrは、構造用材・造作用材のどちらに製材するかの決定に役立つ上、「丸太内のヤング係数分布を考慮した木取り」にも応用可能であると考えられる。 |
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| ミ ニ 情 報 ◎丹波年輪の里「春のフェスティバル」 うららかな春の日、年輪の里に大集合!楽しさイッパイ ▼開催期間=4月12日(土)〜6月8日(日) ▼場所=丹波年輪の里内 ▼内容=フリスビードックショー、フリーマーケット、木木市、ニュースポーツ体験、アトリエ102-3作品展、バードカービング大道芸等々のイベントがイッパイ。 ▼問い合わせ=丹波年輪の里0795(73)0725 |
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| 編集後記 現在、年輪の里では間伐材利用土木製品展を開催している。公共事業では木材を積極的に利用する施策が進められており、土木工事(道路、河川、治山)において小径木や間伐材を利用ケースが増えてきた。しかし、工事発注者側からは資材の供給側に対して材料の安定供給と価格の安定を望む意見が多い。土木用資材として新たな利用を進めるためには、木材の供給者と製品の製造者のよりいっそうの協力が普及への鍵になりそうだ。 (南都) |
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