前号にてダイオキシン関係の概略について記載しましたが、現実には個々の木材業者で焼却施設を持つことは大変難しい状況です。
では、実際製材所等から排出される木質系廃棄物はどのように処理されているのでしょうか。 |
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木質系残廃材は3,746m3ありその内49%が焼却されていました。しかし、 木材工業からは1,566m3で、そのうち95%が再利用されています(平成3年)。
案外、木材工業では焼却処分はしていないわけです。
実際に木材工業から排出される木質系廃棄物としては主に次のものになると思います。
再利用の実態として背板の96%および端材の54%がチップに、 鋸屑の68%が敷料に、バークの28%が敷料、26%が堆肥・土壌改良材に使われているという調査報告(森林総合研究所)もあります。
端材からのチップならば輸入品となんとか競争できる状態です。
また鋸屑については畜産の敷料としての需要があり、 現在供給不足ぎみとのことです。
最も問題になると思われるのがバークで、 その多くが焼却されてきたようです。 |
●価値の高いものとセットで!
バークの用途としてはバーク堆肥があげられますが、現在供給過剰状態のため、バークだけではほとんど価値がないようです。
県内のある仲介業者では、バークだけではほとんど収益がないので、製材所などからはオガ粉とバークをセットで引き取っています。オガ粉とバークの割合で、オガ粉が多ければオガ粉代を支払うが、バークが多ければ逆に引取り賃をもらっているとのことです。
今のところスギとヒノキのバークなら受け入れでき、粉砕したものなら買い取ってもらえるようです。 |
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●おわりに
今回パートUではなんとか対策をと思いましたが、現実には焼却炉が使えなくなることで、問題はさほど大きくはないように思います。
今後、有機農業など有機肥料の需要が増加すればバークの価値がでてくるかもしれません。
以前にも当紙面にて述べたことですが、バイオマス発電所が地域ごとにできれば、 問題は一気に解決するのであろうけれど。 |