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vol.100 平成19年7月 発行:兵庫県立丹波年輪の里 (林産指導課) Tel0795-73-0725 fax0795-73-0727 題字 鳳翔会主宰 塩山重夫 |
県産木材利用促進による
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木材に関する技術開発目標の策定林野庁は平成19年6月に開催した第4回「木材に関する技術開発目標検討会」での意見等を踏まえ、「木材に関する技術開発目標」を策定した。 これは、国産材の特性を活かした技術開発の推進方向、具体的な開発項目及び推進体制について、今後5年間の取組事項を取りまとめたものである。 (1)取り組むべき課題の方向@品質・性能への対応品質・性能の確かな木材製品を供給するため、品質管理や新製品開発の基盤となる物性面・機能面データを整備すること、品質・性能を分かりやすく表示すること、消費者に木材の特徴を理解してもらうことなどが必要であるとしている。 物性面データの整備原木については樹種・地域ごとに、製材品については、樹種ごとに実大レベルの強度性能データを整備することとしている。 これは、自然素材である木材は気候や地形等、生育条件の違いで強度性能にバラツキを生じる特性を持つことや、現在整備されているデータの多くは、無欠点小試験片による実験室レベルのものが主体で、地域ごとの実大試験データが不足していることを理由として挙げている。 機能面データの整備防音性・調湿性・衝撃吸収性等、樹種ごとの機能面データの整備が不十分であるため、新製品の開発基盤となるデータの収集と蓄積が必要。 耐久性については、樹種や使用環境に応じた具体的な耐用年数についてのデータ整備が必要としている。 具体的には使用環境や住宅部材ごとの推奨性能の検討、乾燥方法の違いによる耐久性に関するデータの整備を挙げている。 また、木材がどのような状態になった場合に手入れや補修が必要なのかを分かり易くするため、木材の劣化状況の診断技術について、使用者と専門家それぞれのマニュアル開発が必要としている。 品質・性能の表示木材製品の品質・性能データについては、全く表示が無いものや、表示していても消費者にとって分かり難いものがあり、これらに対する消費者の理解を深めるため、表示方法を検討する必要がある。 また、工務店等の需要者が木材を適材適所に使用できるように、住宅部位ごとに推奨する強度性能の数値を明確にする必要があるとしている。 A加工技術の開発中・大径材の増大など供給状況の変化に対応するため、品質・性能の確かな製品を供給できる競争力の高い製材・加工技術の向上、乾燥技術の改良・普及が必要としている。 製材システムについては、原木の径級・樹種・ヤング係数等をパラメータとし、製材歩止まりや収支が最適となる木取りパターンの開発を挙げている。 乾燥技術については、含水率、表面割れ・内部割れの程度、強度等、乾燥材の基準を明確にすることや、品質の高い乾燥材を低コスト・短期間で生産するための技術開発・技術改良を挙げている。 B新製品の開発住宅分野における国産材のシェアを拡大するため、梁・桁等、構造材の製品開発や、国産材2×4部材の検討、機能性・施工性に優れた面材の開発、エクステリアなどの分野における製品開発が必要。 具体的には、歩止まり向上のための厚物ラミナによる集成材、強度性能向上のための異樹種組合わせ集成材の開発等が挙げられる。 C木質バイオマスの利用拡大木材利用をトータルで考え、木材を安定的に供給する取組に併せ、林地残材や製材工場残材等の木質バイオマスを有効活用する取組が必要。 具体的には、低コストかつ効率的な未利用バイオマス収集・運搬システムの開発及びそれに必要な収集・運搬機の開発・改良、低コストかつ効率的なバイオマス利用技術の開発が挙げられる。 (2)技術開発の推進方策木材製品に求められる品質・性能を確保し、新製品の開発、品質管理等に的確に対応するためには技術開発が極めて重要である。 効率的な技術開発の推進、効果的な開発成果の普及を図るため、産学官の連携による推進体制を構築することが必要である。 具体的には、産学官の交流の場や共同施設(オープンラボ)の整備、技術開発の基盤となるデータを産学官相互提供し合う体制整備を挙げている。 |
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潟Iーケンウッド 創業一周年県内最大規模の製材メーカー、株式会社オーケンウッド(丹波市春日町)は、昨年、県産木材の専門工場として製材業に参入し、この7月13日に創業一周年を迎えた。原木取扱量は、初年度目標の15000m3を達成した。また、新たに杉ラミナラインを導入したほか、乾燥機等の設備を整備した。 ![]() 建設中の第4工場(製材ライン) 新たに整備した施設新たに蒸気式乾燥機を3基導入し(計6基)、乾燥能力は2000m3/月となり、全量の乾燥が可能となった。 また、シミ等欠点のある原木を有効に活用するため、ラミナ用モルダー、ジャンピングソー、水分計ライン、結束積み込み機、オプティカット(ヴァイニッヒ)を導入するなど、杉ラミナの生産体制を整えた。 ![]() 蒸気式乾燥機(大井製作所) ![]() オプティカット(ヴァイニッヒ) 今回の設備投資により、平均原木取扱量を1500m3/月から2000m3/月に拡大させる。製品の生産割合は、柱・平角などの構造材を50%、間柱を25%、ラミナを25%とする。ラミナについては、水分計ラインで含水率の計測とグレーティングを行い、規格に合うものだけをKDラミナとして出荷する。 整備予定の施設現在建設中の第4工場内に、大径木・長尺材等を生産するための製材ラインを整備するほか、フィンガージョインター、蒸気式乾燥機(4基、計10基)を年内に整備する。 今後の課題原木の調達については、原木市場での買い付けのみでなく、素材生産業者等との直接取引きも行っている。 現在、原木の取引割合は、原木市場での買い付けが7割、素材生産業者等との直接取引きが3割となっている。 荻野社長は「平成22年度から県産木材供給センターが稼動し、原木の供給不足が懸念される。このため、今後、新たな原木供給ルートの発掘等、原木の確保が重要な課題となる。今後は、地元の製材メーカーと連携を深めながら県産木材の需要拡大に取り組んでいきたい。」と語っておられた。 |
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県内の木工・木製品紹介 |
| 学校教育家具 神崎郡神河町 |
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宮田木工所は、50年にわたって学校の木製机、作業台、書架など教育施設にかかわる木製家具を製作してきた。 製品は、ナラ材等の強固な工作台等の製作が主で、兵庫県、大阪府の教育関係機関への納品が約9割を占めている。 また平成16年に、地元の木材を使用して竣工した、(当時)の神崎町立越知谷第一小学校に、同町産のヒノキ材を使用した学習机の組み立てキットを製作し納めた。 この学習机は、デザイン、機能性、耐久性に優れ、親子で組み立てられた机とイスは木造校舎で大切に使用されている。(この学習机は中播磨モノづくり大賞を受賞した。) 代表の宮田能秀さんは、子供たちが木のぬくもりを感じながら、安全で快適に学べる、環境に配慮した製品を創って行きたいと語っておられた。 ![]() ![]() 中播磨モノづくり大賞を受賞した机
(有)宮田木工所 代表者 宮田能秀 |
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