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 (株)ラスコジャパン (三木市)

木橋・木道のことなら、なんでもお任せ!
 (株)ラスコジャパン (三木市)


(写真は同社の設計施工による氷上郡山南町川代公園の吊橋)

山陽自動車道・三木小野ICから国道175号線を南へ5分ほど下った、農地や住宅地が広がる、のどかな田園地帯の一画に、(株)ラスコジャパン本社工場がある。

会 社 概 要

平成十二年、(株)ティムバーフォームジャパン社より分社・設立。
主な事業内容は、木製の橋、桟道、八ツ橋、デッキ、遊具、四阿(あずまや)等の設計・施工一式。特に木橋(近代木橋)業界では、知る人ぞ知るメーカーだ。
同社は、高い耐腐朽性と強度をもつボンゴシ材(西アフリカ産)を使った木橋を日本に初めて導入したとしても有名。ボンゴシ材は木橋等の重構造物用として、広く使われている木材。


トップクラスのシェア

「ティムバーフォーム社時代から、国内で三百例ほどの木橋の施工実績があります。」と説明するのは、同社の島谷常務(上写真)。
「私自身が設計もこなします。当社は、鋼材やケーブルの技術も持ち合わせています。これに木材を組み合わせて、あらゆる現場に柔軟に対応できるのが当社の強みです。」と言う。

高い技術力、愛知万博で採用

「今、特に力を入れて取り組んでいるのが、平成十七年に開催される愛知万博での木道の工事です。愛知万博では、そのテーマの一つに、環境に配慮したエキスポを掲げています。例のオオタカのこともあり、工事による環境への負荷を極力抑えることが特に求められています。ここに、当社の技術を生かした、ピン工法で木道を建設中です。ピン工法とは、人力施工可能なパイプを角度をつけて土中に数本打ち込み、支柱に十分な支持力を与えるものです。重機による大きな掘削や地中深くの基礎コンクリートが不要で、環境に対する負荷が非常に少ない工法です。また、数百メートルの延長があるこの木道に使用する木材には、愛知県産ヒノキ材を使います。地域資源を有効に活用することでも環境に配慮した構造物となる予定です。」

今までの工事、すべてが思い出

同社の実績は海外にもあるが、木橋に対する考え方には違いがあると言う。
「欧米では古くなった木橋を新しく架け替える場合、次もまた木橋で、となります。日本では、かつては木橋の多さがその市町村の財政力の低さを表すと言われた時代もありました。ただ、現時点では、木橋はどうしてもコスト高になりますが、だからこそ出来あがったときに、木の橋でよかったと言って頂くことが何よりも嬉しいことです。木の橋だからこそ、例えば名のない橋に名前をつけようとか、その上で結婚式が行われたりもするのです。木橋は、その地域を代表するランドマークです。鉄やコンクリートの橋では、こうはなりにくいのではないでしょうか。」
高い技術力で多彩な木製土木構造物を手がける同社にあって、自身がエンジニアである島谷さんの思いとしては、「近年では、木橋の長大化がすすんでいます。私個人としては、木材もその他資材も、適材を適所に、また、小さくとも地域の人々に長く愛される木の橋をつくりつづけたいと思っています。」と言う。

(株)ラスコジャパン
tel:0794-86-0081
http://www.lasco.jp/

林産だより第79号 メーカーを訪ねて から転載