メイン林産指導課の紹介木と住まいを創る会社 平成20年度県産木材を製造・販売する業者 >第106号(P3-1) オーケンウッド
~兵庫県産スギ集成間柱生産の取り組み~

第106号(P3-1) オーケンウッド
~兵庫県産スギ集成間柱生産の取り組み~

 (株)オーケンウッド(丹波市春日町)は昨年度、オプティカット、ラミナ用モルダー、フィンガージョインター等を導入した。この施設整備後は、ムクの柱・平角・間柱のほか、集成間柱の生産にも取り組んでおり、平均原木取扱量を1500~2000m3/月に拡大させた(林産だより100号参照)。取り扱う原木の殆どが兵庫県産木材で、主にスギ材を製材している。
 製品の生産は、柱・平角が全体の3割、ムク間柱・集成間柱が7割となっており、県内プレカット工場や商社等に販売している。

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安定的な原木調達への取組み
 原木の調達は木材市場からの購入が主であるが、森林所有者から直接山林を購入するなど、独自の調達ルートの開拓に努めている。山林を購入する場合の伐採方法は、皆伐を基本としているが、再造林後の保育施業等の課題から、県内では皆伐を希望する森林所有者の確保が難しい。コストの折り合いがつけば、択伐による原木調達も検討したいとしている。

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 兵庫県では、高性能林業機械の稼動に必要な簡易作業道を集中的に開設する「低コスト経営団地整備事業」や、利用間伐・再造林のための補助事業等が整備されている。これらは、森林組合や素材生産業者等の林業事業体が森林所有者へ施業の集約化を提案するツールとして活用が期待されている。県産材の利用を進めるためには、木材産業と林業事業体との連携が重要な課題であると考えられる。