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第99号(P4) 桧皮(ひわだ)の生産 丹波市

戦後、銅板葺きの普及で桧皮葺の屋根は減少したが、依然として国宝や重要文化財などの歴史的建造物において「桧皮葺(ひわだぶき)」は重要な役割を果たしている。

丹波市山南町は、古くから桧皮葺きの里としてその伝統技術が継承されており、全国でも「桧皮葺師」「原皮師(もとかわし)」「竹釘製造」などの技術者が最も多い地域である。 また、丹波の桧皮は良質で重宝され、京都御所や出雲大社、厳島神社等に使用されている。

桧皮は、桧皮を取る職人「原皮師」によって採取されるが、丹波市山南町の大野豊氏(73才)は「原皮師」として全国でただ一人選定保存技術者に指定され、息子の浩二氏41才とともに良質の桧皮生産のかたわら、文化財修理屋根技能士養成所の講師を務めるなど、後継者の育成に尽力されている。

大野氏は、自然にやさしい桧皮葺の良さと、文化財保護の観点から、これからも、桧皮の確保と、桧皮葺の技術継承、後継者の育成に努めて行きたいと語っておられた。


桧皮を剥ぐ大野浩二 氏


桧皮と大野豊 氏

(社)全国社寺等屋根工事技術保存会会員(理事)
選定保存技術者  桧皮業 大野豊 氏
〒669-3101 兵庫県丹波市山南町上滝855