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安心コミュニティプラザ風の家


1)施設名称、所在安心コミュニティプラザ風の家、神戸市灘区六甲町

2)事業主体、事業名称:六甲町二丁目他自治会連合、(仮称)六甲道駅北地区集会所
3)オープン年月日:平成16年10月
4)設計事務所名、施工工務店名:設計・監理 渡辺建築設計事務所(アトリエ・ワンより改称)、施工:株式会社 上野工務店
5)主構造:木造軸組平屋
6)延べ床面積:160.00†
7)木材使用量:30.00m3(県産杉KD材約23m3他)
8)木材調達面に関する特徴:設計コンペ時、設計者がプレゼンテーションで言い切った一言。「県産材を使います。」
9)木造・木質化に関する特徴
<建物の成立ち>
 震災復興土地区画整理事業で平成18年春オープンに向けて造成中の8,000†の六甲道北公園内に、一足早く完成した県復興基金による安心コミュニティプラザ。

 地域の人たちの"復興まちづくり"の一環として

平成15年3月開催された集会所設計コンペの当選作品。

<建物の特徴>
ここにしかない集会所
1) 六甲山と瀬戸内海の中間に位置する「風の家」は、"六甲おろし"や山風・海風が越屋根である「風楼」を通り抜け、建物内の暑さ寒さをやわらげるエコロジー機能を持つ。
2) 構造材に県産材の4寸角杉を使用。
3) 屋根は、素焼の窯変平板瓦で県(淡路島)製品を使用。
4) 建物と公園の中間ゾーンとして、建物をとりまくように
ウッドデッキが広がり、公園と一体として利用が可能。
5) 内外にふんだんに天然木を使用しており、現代建築あふれる都市の街並みの中で公園の緑とともに日常を離れた風景を創りだしている



■県産材の利用(構造設計:田原建築設計事務所)

1) 木造の公共施設には集成材と特殊金物を使用した建築が多く、建設コストが割高になる傾向がある。今回は、小径・短材を一般に市販されている金物で接合する、ローコスト県産材利用のモデルを考えた。
2)多目的ホールのスパン8.5mを確保するため、トラス(軸力)+貫(接合部の応力処理)のハイブリッド構造を採用。
3)JASのヤング係数基準に満たないと思われる杉も利用し、死節等の欠点のある材も応力の小さい部分に使用することで、県産材のみならず、日本中どこにでもある杉の利用の可能性を広げたものである。木造は「阪神・淡路大震災」で被害を受け、「木造は弱い」というイメージが植え付けられたが、そのイメージを払拭したいということで取り組んだものである。



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