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第91号(P2-2) 新しい木材の利用(6) 合板 「杉っこ」

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 これは、県産スギ使用の合板をグラスウールなどと複合させ、木質パネルとして製品化されたもの。
 体育館などで、壁材が木質の穴あき板で仕上げられているものをよく見かける。しかし穴を開けただけの単純な板の場合、特定の周波数音のみ吸収され、空間全体の音響バランスに欠けると言う。
 この製品は、表面材(合板)に、2種類の有孔パターンをもち、さらに裏面にはグラスウールとそれを取り囲む発泡スチロールを組み合わせることで、全音域にわたりバランスのよい吸音特性を持たせることに成功した音響調整パネル(実用新案取得済)。
 このパネルの表面材(合板)に、カラマツ他との組み合わせで、板厚15mmの内、地場産(県産スギ)材3mm板が2枚使用されている。
 現在、スギを使った合板製品は、構造用や型枠用として、既に各地で開発・生産されている。しかし、「兵庫県産」を明確にした合板製品は、なかった。この製品は、合板メーカーとの協力により使用木材の産地を明らかにした点が画期的。面材(合板)分野での利用が広がれば、産地指定と組み合わせることで、県産材の需要増を期待することもできる。
 メーカーによると、昨今のアスベスト対策工事により剥き出しとなった鋼材やコンクリート面の被覆のため、また、室内音響環境向上意識の高まりの中、ホール・体育館など大空間を有する公共施設等で使用したいと、引き合いが増えているという。標準サイズ900×1800、総厚31~35mm。

関西アコン株式会社
  兵庫県丹波市氷上町
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