メイン林産指導課の紹介情報誌 「林産だより」 平成17年度こんな製品・会社もあります国産材・県産材を活かす情報 >第89号(P3) 新しい木材の利用 (1)リサイクル木材 (2)圧縮加工木材

第89号(P3) 新しい木材の利用 (1)リサイクル木材 (2)圧縮加工木材

県立丹波年輪の里では、これまでにも兵庫県内で生産される木材製品を展示紹介してきた。
今回、本施設内の、木の館(きのやかた)2Fを一部改装し、「新しい木材の利用」と題し、兵庫県内で利用や開発が始まっている新しい木材製品紹介コーナーを新設。
来館者が製品に実際に触れられるようにディスプレイした。
さまざまな新しい使用事例を紹介することで、木材利用の啓発が目的だ。
以下に、現時点で設置済みの二製品を簡単に紹介したい。
(今後順次増設予定)

(1) リサイクル木材

木材はカスケード利用(段階的に別の用途に再利用)が可能な資源。建材から家具へ、また家具からチップへと形を変えながら長期間利用することができる。左の写真は、廃木材と廃プラスチックを50対50の割合で混ぜ合わせた、熱可塑性木質複合木材製品。木の素材感を活かしながらも、耐候性や防腐・防蟻性その他さまざまな物理特性に優れた新しい素材だ。
この特性を活かし、建築物の外壁材やルーバー、また、ボードウォークや東屋。さらに公園の遊具など、主に屋外で、木質の建材が必要とされる場所での広範な用途が見込まれる。


EINスーパーウッド
製造元
アイン・スーパーウッド(株)
兵庫県加東郡滝野町  TEL 0795-48-0855

(2) 圧縮加工木材

木材を加熱すると材中の樹脂が溶け出す。その状態で更に圧縮すると、樹脂が接着剤の役目を果たし、圧縮された状態で固定される。一度圧縮して固定すると元の材料の130~140%の硬度が得られ、傷の心配が少なくなった。
この性質を利用し、学校で廃棄される予定だった学習机の天板に圧縮木材を使用し、再度利用できるようにした。
また、家庭用テーブル・椅子セットやフローリングとしても、風合いを保ちながら問題なくスギ・ヒノキ材を使用することができる。
地域の木材資源をさらに有効活用可能にした新技術だ。


杉 物語
製造元
東亜林業(株)
兵庫県宍粟市山崎町  TEL 0790-62-0800
御来館の機会に、それぞれ是非見て触れて頂きたい。
林産だより第89号から転載