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第108号(P1) (株)オービス 姫路工場

ニュージーランド産ラジアータパイン国内挽き最大手のオービスが姫路市飾磨区中島で姫路工場を10月に竣工し梱包材の生産を開始した。

工場概要

総面積約10万㎡(原木ヤード約43,000㎡、くん蒸ヤード約7,000㎡、工場棟約7,500㎡、製品置き場約17,500㎡、緑地帯約25,000㎡)

製材工程

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玉切り:直径2mの丸鋸で切断。長さは3m、4m、5m、3.3m
ターナー:末口を前面にする(前面が元口であれば回転)
リングバーカー:樹皮を取る
スキャナー:
原木を3方向から15mmピッチでスキャニング。オペレータールーム(フィンランドのヘイノラ社とオンライン通信で遠隔操作可能)で情報を集約し、最適な木取り、投入角度などを自動で決定する。
チップキャンター:原木の両サイドをチップにし、丸鋸で鏡面処理をする。
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クォードバンドソー1号機:背板を最大4枚にカット
クォードバンドソー2号機:芯材を最大5枚にカット
クォードバンドソー3号機:厚みを決定
ホリゾンタルソー:幅を決定、4枚水平刃で最大5枚にカット
ツインバンドソー:最大で3枚にカット
エッジャーライン:2ソーエッジャーで耳を落とし、4ソーエッジャーで最大5枚にカット
ソータ、結束機:サイズごとにソータに投入し、結束する
防カビ槽:投入時間5分間
熱処理槽:1回の最大投入量は50m3、1日3回転で150m3の熱処理が可能
カットライン:
世界最速のスピードでカット(ヴァイニッヒ社製)。カット可能なサイズは投入材の長さ900~5,100mm、製品の長さ400~1,500mm、製品の厚さ14~80mm、製品の幅50~200mm

生産体制

オービスには本社工場(広島)と愛知工場があるが、どちらの製材工場も竣工後20年程度経過していることから、生産基盤を充実させるために姫路工場を稼動することとなった。姫路工場は無人化を追求したラインとなっている。 平成14年8月に就航した自社船「グリーンホープ号」は、最大積載量36,000m3(35,000トン)で、年間9航海が可能(ニュージーランド日本間は40~43日で往復)。
平成20年11月から平成21年10月までの計画では姫路工場で年間20万m3、既存工場(広島、愛知)で年間12万m3の原木を消費するとしている。将来は姫路工場で34万m3、既存工場10万m3で、年間44万m3の原木を消費する(製品26万m3)。
製品はパレットメーカーへの出荷30%、輸出梱包材40%、電線ドラム20%、矢板10%を予定している。

(株)オービス 姫路工場
姫路市飾磨区中島字宝来3067-55
TEL 079-243-2900
FAX 079-243-2901
URL http://www.orvis.co.jp