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第111号(P3) 八上小学校をリノベーション!? ~MOK Renovation Project 始まる~

八上小学校をリノベーション!?
MOK Renovation Project 始まる

篠山市糯ヶ坪の八上小学校は、近くに行くと必ず目にとまる個性的な外観、「あの黒い板壁の」と言えばわかる木造校舎が有名である。
この校舎は昭和12年竣工の2階建で、間口47m、奥行9.5mの同じ大きさの棟が2棟南北に配置されている。外壁は焼杉板と見立てたような大胆に黒い壁をベージュの見切板で細かく縁取ることで、重苦しい印象を避けて全体をモダンに見せている。
この八上小学校木造校舎のリノベーション調査を行ったのは、大阪大学のベンチャーとして起業された㈱森林経済工学研究所を中心に、大阪大学地球総合工学科や木造の専門家で結成された「MR Network」である。

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森林経済工学研究所といえば、宍粟市山崎町のアイビードームで採用されたKiTruss(木造スペースフレーム)がよく知られているが、木造リノベーションは、建築の長寿命化や木材の長期的な利用には必須なことであり、低炭素社会の構築に貢献できることから、「MOK Renovation Project」に取り組むこととなった。
木造建築物の性能低下の原因は建物総体から判断する必要があり、意匠、構造、木材保存等の各専門家が一体となって各々の技術を発揮する新たなネットワークとして立ち上げた。

その取り組みの手始めに、篠山市教育委員会の理解と協力を得て、平成21年4月、八上小学校木造校舎の一次調査を実施、6月にその報告書を提出した。
市教育委員会は具体的なリノベーションの実施については未定であるとしている。

問合せは、㈱森林経済工学研究所池田事務所(072-750-2881)まで。
「MR Network」の概要は丹波年輪の里ホームページで紹介している。