全国の国宝や重要文化財の建造物、約3,600棟のうち「桧皮(ひわだ)」や「柿板(こけら)」で葺かれた建物が約3分の1を占めており、特に近畿に多く集中している。
丹波市山南町には、古くから「桧皮葺師」、桧皮を採取する「原皮師(もとかわし)」、桧皮葺きや柿葺き専用の「竹釘製造」などの技術者が多く、現在も伝統の技術が伝承されている。
桧皮葺や柿板葺に欠かすことの出来ない竹釘は、約30年前から全国で(有)石塚商店(代表石塚直幸氏)一軒だけで生産されている。
直幸氏(33才)は、7年前に選定保存技術保持者であった祖父石塚芳春氏(勲五等瑞宝章受賞)から技術を習得し、その後継者として現在家族で竹釘の生産を行っている。
竹釘は、手作業で多くの工程を経て生産されるが、現状の生産規模で国内の需要は満たされている。
直幸氏は祖父から引き継いだ伝統技術を何とか守り続けていきたいと語っておられた。
石塚 直幸 氏
竹釘
竹釘製造 (有)石塚商店 代表 石塚直幸氏
(社)全国社寺等屋根工事技術保存会会員
丹波市山南町梶525-1