木を使って、地球温暖化の防止を
- 太陽エネルギーにより、繰り返し生産される木材を無駄なく有効に利用しよう。
- 私たちの日常生活を点検し、木を使った環境負荷の少ない生活スタイルをつくろう。
樹木は、太陽エネルギーを原動力として大気中の二酸化炭素を吸収し、それを貯えて成長を続けています。
京都議定書で決められた、わが国の削減目標である6%を達成するには、森林の吸収(3.9%)に大きな期待がかけられています。
地球温暖化を防止するためにも、私たちにできることは、エネルギー消費の少ない国内の木材を利用し、健全な森林づくりを進めていくことではないで 現在、地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出を減らすことが世界的に求められています。
木を使って、循環型社会と国土保全を
- 理想的な循環型資材である木材の利用を進めよう。
- 国産材の利用を積極的に進め、森林のもつ国土保全機能を強化しよう。
適切に管理された森林から木材を上手に利用していくことは、環境と調和した理想的な循環型社会をつくることにもつながっています。
国内で生産された木材を利用すれば、林業が活発になり山村地域が活性化し健全な森づりが進みます。
このことは国土保全に大きく貢献し災害などから私たちの生活を守ってくれます。
木を使って、健康で快適な生活を
- 木製品の香り、感触、温かさを心の安らぎにつなげよう。
- 床や壁に木を使って、快適で清潔な空間を創ろう。
木は、心の安らぎをもたらし、木のもつ調湿効果や成分によりダニの繁殖を抑え、アレルギー性皮膚炎を防ぐなど健康的で快適な空間を作ります。
最近では、小学校や老人ホームなどで床や壁に木材を便う例が増えています。
木を使って、木の感触を味わい、温かさに触れ、潤いのある生活を楽しみましょう。
木と上手なつきあいを
- 木材は手入れを心がけ、永く使ってみよう。
- 木製品を買うときに、木の名前やその木の主な産地を問いてみよう。
木材は、住宅や家具などに形を変えても、形がるかぎり炭素を貯蔵しています。住宅の解体後も、木材はもうー度住宅に利用したり、木質ボードなどの原料としてリサイクルできます。
最終的には燃料として利用し、化石燃料を代替することもできます。
また木の値段は高いと思われがちですが、意外に安いものです。
しかも、時間とともに色合いや艶など味わいがでてくる自然素材で、一生つきあえます。
21世紀型「木の文化」を
- 森林や木材のもつ様々な特性を見直し、新しい木の価値を見つけよう。
- 自分の家や校舎で使われている木の由来をたどって、木材の利用と森林づくりの結びつきを考えてみよう。
- 「伐ったら植える、植えたら使う」、健全な森林資源を次世代に引き継ごう。
日本では長い歴史の中で暮らしと森林や木材が深くかかわり、森林から適切に伐り出された木材を無駄なく利用する木の文化を育んできました。しかし20世紀は石油などの化石燃料を消費し、金属やプラスチックを大量に生産し、大量に廃棄する時代になり、人類の生存にかかわる地球温暖化問題や環境汚染問題などを引き起こしています。
また森林や木材・木製品に接する機会の少ない世代も多くなり、わが国の木の文化は忘れ去られようとしています。
このような反省にたって、21世紀には環境との調和や資源の循環利用の視点から、森林や木材のもつ特性を見直し、新しい「木の文化」を創造しましょう。