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木工基礎講座19期生 8日目 最終日完成です!

こんにちは指導員の小泉です。

木工基礎講座19期、8日目の様子をお伝えします。
8日目最終日を迎えました。完成に向けラストスパートです。
本組みの終わった貫(ぬき)から飛び出ている、通しホゾを切り落とし、
鑿で平滑に整えます。
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隙間が生じてしまっている場合は、「木糞こくそ」で埋めます。
材料と同じ物をノコギリや荒目ののヤスリなどで木粉を作り、
それをデンプン糊で練った物です。
この作業は出来たら無い方が良いですね・・・(^_^; DSCN8830.JPG


木糞が乾いたら、鑿で余分をそぎ落としておきます。
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#240のサンドペーパーで塗装前に下地を作ります。
せっかく鉋がけしたのに、なぜペーパーをかけるかと言いますと・・・
塗装をすると、鉋がけした面は、とても平滑なのですが、
木目によって塗料を吸い込みやすい所と、弾きやすい所の差が生じ、
塗装ムラが生じやすくなることがあります。
サンドペーパーで表面を均一にならす事で、塗料の吸い込みを良くする
という意味があります。
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ペーパーがけが一通り済んだら、先に天板のコマ止めの位置を決め、
キリで下穴あけです。
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いよいよ、最終段階の塗装に入ります。
塗装作業は、きちんとしないと、これまでの作業をすべて台無しに
してしまうほどに重要な工程ともいえます。
木地の表面に塗膜を作る物と、導管や繊維に染みこませる物が塗料の
主な種類になります。他にも擦りつけてから磨く物などもありますね。
今回、基礎講座では、比較的容易で木地の色合いも雰囲気良く仕上がる
染みこませるタイプのオイル塗料を使いました。
オイルもメーカーにより、ブレンドしている成分は様々。
メーカー品に限らず、例えば、亜麻仁油や、荏油(えのあぶら)、米ぬか油、クルミ油etc・・・
などもあります。
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さて、刷毛の扱い、オイルを塗る量などをおさらいしてから・・・
塗装開始!
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いわゆる「ぬれ色」に変化していくのがわかりますね。
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オイル塗料を木地に塗る際は、ドボドボに刷毛に含ませてベッタリ塗るのは
避けたいところです。塗料の無駄ですよ・・・
オイルは塗りムラはさほど出ないのですが、ニスのような塗膜形成タイプですと、
ドボ塗りはタレや塗りムラの原因にもなります。
さて、全体が塗れたら20分ほど浸透させて、#400~#600の耐水ペーパー
で研いでいきます。こうすることでより肌触りの良い仕上げになります。
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さらに、余剰のオイルをウェスで拭き取り、仕上げです。
オイルの種類にもよりますが、養生時間は、一晩から半月くらいまで、
まちまちです。
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天板を取り付け
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そして修了式です。
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8日間にわたって、無垢の木材と手工具を使い、伝統的な木工の技術を
体験する教室でしたが、受講生さん達は和やかの中にも、
常に真剣に取り組んでくださり、指導する立場としても、
楽しくかつハードな時間を共に過ごせた事で、今後の教室開催の
糧を得ることが出来たかなと思います。
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今回はコロナ禍の影響を多大に受けながらも、無事終了できて、
本当に良かったと思います。
皆さん、お疲れ様でした!
また、他の木工教室でお会いできたらと思います。
担当 小泉