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木工基礎講座19期生 5日目 鉋実習です

こんにちは指導員の小泉です。

木工基礎講座19期、5日目の様子をお伝えします。
5日目は、鑿を使ってホゾ加工と調整の続きと、鉋(かんな)を使って
座面の板矧ぎ面を削り、接着する実習です。

基礎講座も中盤になり、教室の雰囲気や、専門用語、道具の扱いなどを
徐々に把握し始める、といったところでしょうか?
道具を手指の延長のように使えるようになるには、使い続けていく
のが最善の道なのですが・・・
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図面では把握しにくかったホゾの形が、徐々に立体的になっていきます。
部材の位置関係と、ホゾの形の意味も少しずつ理解していきます。
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ホゾ作業は一端お休みして・・・
座面の板矧ぎ作業を少し挟みます。
今回、座面に使う板は、ウォールナット材です。 DSCN8485.JPG


座面に使うには板幅が足りないため、二枚の板を矧いで賄います。
もう一つには、幅の狭い板を使うことで、反りの影響を少なくする効果もあります。
板を矧ぐ方法にもいくつか技法があるのですが、
今回は、「イモ矧ぎ」と呼ばれる一番シンプルな方法を使います。
平面に接着剤を塗って貼り付ければ良いと思いますが、
時間が経つにつれ、板の木端面は木口側と中央で収縮の差が生じ、
「矧ぎ切れ」という現象を起こし、木口側の矧ぎ面に隙を生じてしまうことがあります。
これを防ぐために、木端の中央面を緩やかな凹状に削って補正しておきます。
これを「中隙なかすき」と呼びます。一般的には紙一枚分空くようにと言われています。
今回の実習では鉋を使って、中隙を作る事を体験してもらいました。
まずは鉋の仕組みと扱い方を講習。
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「鉋は台で削る」と言われるように、刃研ぎはもちろんですが、台の調整が
出来ていないと、うまく削れません。
削り量は、仕上げ削りで30ミクロン。
今回は切削目的なので、50から70ミクロンあたりでしょうか。
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初めての体験で、一発で直角を維持しながら平滑な凹面を削るのは難しい。
鉋削りの練習の後、本番。 何とか皆さん頑張って削れました(^_^)
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この後は、接着です。
接着剤はエポキシ系、合成ゴム系、酢酸ビニル系、シアノアクリレート系etc...
多種多様ですが、木工で一般的に使われているのは、酢酸ビニール系です。
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接着剤を適量出し
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接着剤をブラシで均等にならし・・・
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貼り合わせたら、即座にクランプで圧着します。
クランプのかけ方も均等に力がかかるようにかけるのが大事です。
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はみ出た接着剤を拭き取り、ひとまず板矧ぎ作業は終わりです。
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残り時間でホゾ調整の続きを進めました。
次回もホゾ調整の続きと順調なら仮組みまで行けたらと思います。

担当 小泉