メイン活動のご案内 お知らせ特別教室 >木工中級講座その4 箱材墨付け

木工中級講座その4 箱材墨付け

今週から丹波の朝夕は冷え込みが強くなりました。
朝イチのクラフト館の寒さはなかなかです…

さて、中級講座4日目の様子です。

P1250664.JPG










今回から本格的に箱組に入っていきます。
前回矧ぎ合わせた板を厚み、幅、長さを寸法通りにカットし、
皆さんにお渡ししました。

この板に組みあわせの目印となる、勝手墨を書き込み、
そこから墨付けスタートです。

P1250667.JPG










基本は毛引きを使い墨付けをしていきます。
同じ値は出来るだけ、同じタイミングで引いておきます。
こうする事で値の微妙な誤差をなくし、墨付けの精度を高めます。

P1250673.JPG










蟻組の仕口の墨付けは練習課題同様に自由定規とスコヤで
裏表に墨を回していきます。

P1250672.JPG P1250675.JPG




















今回の蟻組は天板が雄面、側板が雌面になります。
天板を側板に差し込むように組むことで、持ち手の付いている
天板が上に抜けないようにする効果があります。
墨付けの向きに注意です。

蟻組の転び(仕口の台形の部分の角度)は大体60°~80°と言われており
練習課題では基本の75°で。今回は80°になります。

P1250680.JPG










時々見本と見比べて…

P1250678.JPG










少しずつ墨線の形が出来てきました。

P1250686.JPG P1250690.JPG




















留(角の45°で合わさる部分)や、底板の仕口、吊り桟(引出しが
乗るレール)の取り付け部分の墨も書いていきます。

P1250692.JPG P1250689.JPG




















底板の胴付きの毛引き線を回す所まで出来れば、墨付けは完了です。
箱組みの墨付けが全て終わったところで4日目終了です。

今回は刃物や玄翁を使った作業が一切なく、体はそれほど
疲れた感じはないかもしれませんが、頭と目が疲れたと思います…

昔の大工言葉に「穴掘3年、鋸5年、墨付け8年、砥ぎ一生。」と
言われるくらい墨付けは重要で手間がかかり、完璧に出来るよ
うになるまで時間のかかるものです。最初は慎重に時間をかけ
てこなしていきましょう。

次回5日目は鋸とノミで仕口を刻む作業に入っていきます。