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日日道具教室「折りたたみ式の葉書箱」開催



こんにちは。指導員の大橋です。
先日の11/5から12日、19日の三日間通しての教室を開催しました。
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もうすぐ年の瀬ということもあり、それにちなんで葉書を入れる箱をと考え、企画しました。
加工としては、三枚組手と呼ばれる組手に挑戦しました。
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まずは木の説明と墨付けから。
今回使った材料はホオノ木です。非常に刃あたりの良い木で、
昔から、定規やまな板など日本の生活の中でもよく使われている木です。
決して目立つような材ではありませんが、逆にその質素な雰囲気が非常に魅力的です。
個人的に好きな木の一つです。

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加工するための下書きの線を書いていきます。
今回は主にケ引きを使いました。
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少しずつ加工を進めていきます。
まずは、鋸引き。
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力を抜いて、丁寧に、墨線を越えないように
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鑿(ノミ)を使って、墨線通りに加工していきます。
慎重に慎重に。
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1日目はここまで。
2日目は箱を組むところまで行いました。

組立に必要な穴あけと、底板の接着など
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今回底板の入る部分の加工は、全てこちらで加工させていただきました。
ただ、端の部分が少し残るので、そこはノミを使い削っていきます。
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加工が終われば組んでみて、直角に箱が組めるかどうか。
墨線が少しでも残っていると、これがうまくできません
反対に墨を越えてしまうと・・・。


全ての加工を終えた方から鉋(カンナ)をかけていきます。
特にこのカンナがけは非常に気持ち良く削られたと思います。
このあたりが、ホオノ木の加工する時の良いところ。

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そして、このカンナがけが、今回の仕上がりになります。
通常木製品は、塗装を施すのですが、
カンナの刃のかけたあとはそれだけで木が美しく、
またうまくかかれば、木が水滴をはじくほど平滑に仕上がります。
そこを目指し、カンナをかけていきました。
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ボンドを使い接着したあと、クランプで締めてこの日は終了。

最終日に、三つの箱を組立ました。
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まずは上蓋の組立から。それと組手部分の目違い払い。組立てた時に出た段差を削り合わせていきます。

と、その前に・・・
組手部分にできてしまった隙間。
墨線を越えて加工してしまうと、その分隙間ができてしまいます。
その隙間は特製のパテを作って埋めていくんですが、
時間の関係上間に合わないので、埋めたい方のみ早めに集まってもらいました。
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本題に戻ります。
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少しずつできてくると一安心。
一安心も束の間、残りののパーツを作っていきます。
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最後に、上蓋の仕込み。それから残りのパーツのカンナがけです。
ここが結構難関でした。
おかげで終了時間を大幅にオーバーしてしまい、申し訳なかったです。
なんとか無事?完成しました。

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3日間お疲れさまでした。今回のこの葉書箱はカンナ仕上げとなりましたが、
またご家庭で使っていくと、塗装をした時とは全然違う変化をしていくと思います。
そんな変化を楽しみながら、長く使っていただけることを願っております。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

指導員  大橋