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日日道具教室「座編みのスツール」レポート その1 ホゾ穴



こんにちは。指導員のおおはしです。
新年、明けましておめでとうございます。
2015年がスタートしまして、正月からすごい雪でしたね。私は、地元の大阪に帰省しておりまして、そちらでも少し雪が積もりましたが、丹波はその倍は積もっていたんじゃないでしょうか。
そんな新年の始まりとともに、木工教室も二つほど開催しております。
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そのうちの一つ、私が企画する日日道具教室では、座編みのスツールを作っています。今現在で、9日間のうち4日目まで終わりました。その様子をレポートします。
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今回用意した材は栗材です。粘り気がありながら、柔らかく肌触りの良い木で個人的にはよく好んで使っています。
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一日目はまずスツールの脚の部分のホゾ穴から。
ホゾ穴とは、釘やネジを使わずに木と木の組み合わせだけで家具を作る際に開ける穴のことで、これに対してホゾと呼ばれる差し込み部分を作っていきます。これがホゾ組と呼ばれるものです。
一日目と二日目にまずホゾ穴を作っていきます。
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穴の位置を正確に図面通りに線をひいていきます。
この作業を墨付けといい、一番大事な作業です。 P1220635.JPG


また勝手墨といってどの部材がどの部分になるかもこの時一緒に決めてしまいます。
木目を見てバランスよく材料を配置し、毛引きやスコヤといった専門の道具も使いながら、線を引いていきます。
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実際に穴を掘っていくわけなんですが、予めボール盤を使って穴を開けておきます。
こうしておくことで、作業が少し楽になりますが、機械が無い場合は全て手作業のみでも問題ありません。
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ここから追入れノミを使って正確な穴を作っていきます。
まずは巾3分(9mm)のノミを使い削っていきます。ホゾ穴の大きさはこのノミの大きさから決めて設計していきます。
できるだけわかりやすいように、全て同じ形のホゾ穴にしていますが、「幕板」と呼ばれる、直接荷重がかかる部材に関しては、座り心地を良くするために段差をつけて交差するように設計しました。
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3分であらかた削れたら、今度は1寸(30mm)のノミを使って削ります。
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特に重要になってくるのがこの1寸という寸法です。
この巾の締まり具合が椅子の強度に大きく影響します。3分の巾は木の収縮率が高いので、ホゾを入れる際、手で差し込める程度が望ましいです。
一寸の巾は、金鎚を使って叩いて入る程度の堅さに仕込みます。
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削りすぎないように、墨線に近づくほど丁寧に・・・
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直角に穴が開いているかの確認ができるように直角の棒を用意しました。
これで確認しながら・・・
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2日かけてホゾ穴を作っていきました。
このあと、3、4日目を使って、今度はホゾを作っていきます。
つづきます