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日日道具教室「留め接ぎ ~オルゴールの入った小さな写真立て~」


こんにちは。木工指導員の大橋です。

5月の木曜日を利用して、特別教室を開催しました。

留め接ぎという加工方法を学びながら、
オルゴールの入った小さな写真立てを製作しました。
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1回目が8日と15日、
2回目が22日と29日の、それぞれ2日間の講座で、
計19名の方がご参加くださいました。

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今回学ぶ「留め接ぎ」とは、
簡単に言うと、正確な斜め45度を作り、
それ同士を組み合わせる継ぎ手のことで、
額縁のようなものの中で一番単純な継ぎ手です。

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材料は広葉樹のタモという木を使いました。
安定して材料が取れるのと、
木目の風合いが写真立てに合うのではと思い選びました。
後ろのオルゴールの入る板の部分はスプルースという木を使いました。
ヴァイオリンなど楽器の材料であるドイツトウヒという木の親戚のような木です。

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加工手順、木目の説明をしたあと作業に移っていきました。

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まずは「墨付け」
丁寧に線が書けた方から鉋を使って表面を仕上げていきます。
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経験者の方も初めての方も
いましたが、順調に進んでいきました
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のこぎりを使って線のぎりぎりのところを切っていきます
1日目の午前中にここまで終わらせました

昼からはいよいよ留め接ぎ部分の仕上げ
鉋を使って線のところまで仕上げていきます


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これが難しい!
角度が少しでもずれるとうまく合いません
少し削っては確認
この確認が手間ではありますが、非常に重要であります
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きれいに45°が整えばあとはボンドを使って組立

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ここで1日目が終了です
いきなり留め接ぎに挑戦するのは、中々大変に思う部分もあったとは思いますが
皆さん無事に組みあげることができました。


2日目は組んだ箱組の仕上げから
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鉋をかけて表面を仕上げていきます
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そのあと後ろのオルゴールの仕込みです
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鉋で削って微調整
留め接ぎで削り過ぎた分を各々調整していきます
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今回の教室では、木と音の関係についても
オルゴールを通じて少し体験してもらいました

実際のスプルース以外の材料とオルゴールの組み合わせで
音の聴き比べ
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右からハワイアンコア(ウクレレの材)、スプルース、タモ
わずかな音の違いですが、感じていただけたでしょうか?

1日目の留め接ぎの時と比べると、かなり和やかな2日目です
オルゴールの音色は良いですね。

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あと少しで完成です
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塗装をして、金具の取り付けをして完成です!
中には漆を塗る方もいらして、塗装をせずに持ち帰る方なんかもいました。
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2日間、こちらの至らぬ点が多々ございましたが、無事皆さん完成させることができました。
今回の講座で学んだことは、サイズが違っても応用できますので
是非また挑戦してみてください。
そして今回製作した写真立てが、皆さんの一日一日の生活を彩るものになることを願っております。

ご参加いただきありがとうございました!

木工指導員  大橋