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木工基礎講座 5日目

4月から始まった「はじめての木工基礎講座」。講座では、簡単な小箱(レターラックや)本格的なスツールの制作を通して、接ぎ手や正しい道具の使い方を学びます。

5日目は、ホゾの胴付き面の加工とはめ合いの調整です。
胴付き面は脚と直接当たる所なので、隙間なく接合するために加工には細心の注意を払います。
ホゾのはめ合いは強度に影響してくる大事な要素ですからスコスコにならないよう慎重に仕上げていきます。
胴付きノコギリを使い、墨線を残すように(1mm位)切っていきます。
胴付きノコギリは刃が細かく刻まれており、ノコ身が薄いので、背金で補強してあります。
材が切れたら、ノミで加工していきます。
加工面を、小筆や小刷毛を使って水を含ませると、加工しやすくなります。
毛引きで引いた線は溝になっていますから、ここにノミの刃先を落とし込んでやれば正確に仕上がります。
ホゾは木目に沿って削ると、刃が木目に食い込んで削り過ぎてしまう事があるので、横摺りで削っていきます。
この時、ノミで手を切らないように、保持の仕方も考え、作業台の込栓やクランプ等を使って安全に作業する事を常に心がけます。
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一気に力ずくで加工しようとせず、ホゾ穴とホゾが合うように少しずつ削っていきます。
はめ合いの目安は、手で材を差し込んでホゾが3分の2入り、残りは金づちで叩きこんで、手で引っ張っても抜けない位が良いでしょう。
「ホゾは厚さで利かせるのではなく、巾で利かす。」
厚さ方向だと、ほぞ穴の木目に沿って割れてしまうおそれがあります。
そのため木目に直交の側である巾方向で利かします。
針葉樹は収縮の差が多く将来木が痩せた時にホゾが緩くなっていまうので、墨線を少し残す感じで仕上げます。
広葉樹は収縮の差は少なく、木目も密なため墨線に合わせて仕上げていきます。
一度叩きこんだ材を抜く時は、金づちでホゾの少し上を叩いて抜きますが(反作用の応用)直接材を叩いてしまうと傷んでしまうので、必ず当て木をします。
はめ合いが良くなったらホゾの先端の角を2mm位面取りし、合印をしておきます。

ノコギリを挽く音、ノミを叩く音、部材を叩き入れる音が空間に響き渡ります。
刃物を扱う作業が続くので、怪我の無いように安全第一の作業を心がけましょう。
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