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木工基礎講座 第3期生 6日目

木工基礎講座の6日目は、座板の矧ぎ合わせです。
材はアルダーを使っています。アルダーは刃受けが良く、削りやすい材です。
幅の広い一枚板を得るのは容易ではないので、幅の狭い板を矧ぎ合わせて広い面積の板を作ります。
芋矧ぎ(いもはぎ)というシンプルですが、きちんと加工すれば十分な強度がある矧ぎ合わせ方法です。
接合面は真っ直ぐではなく、緩い凹面に削り、中ほどはハガキ一枚分位空かしてあります。
こうすることで、将来木が収縮しても、矧ぎ合わせの端部が切れてしまう事を防げます。
接合部の凹面削りには鉋を使うので、扱い方からおさらいです。
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「鉋は一に研ぎ、二に台直し、三に合わせ」
このどれもが出来ていないと削れません。
アルダーのテスト材を使って鉋削りの練習から入りました。
木目に逆らわないように順目で削る事を心がけ、鉋台を材に押し付けて力ずくで引くのではなく、鉋は材に乗せるだけ、力を抜いて、へその辺りに重心を持っていく感じで引いていきます。
自分で鉋の刃の出具合などを調整して、どうしたら刃が出たり引っ込んだりするかを体感しながら削りの練習を繰り返しました。
鉋屑の山が出来る頃に、いよいよ本番の材で矧ぎ合わせ面の削りと接着です。
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この時、木裏と木表、板目面と柾目面木目の詰まり具合など総合して観察し、どう合わせたら自然に見えるかを決めます。それが出来たら板面に合印をつけておきます。
万力に材を固定し、刃の出具合を確認し接合面を削ります。
うまくやれば片側5回くらいで凹面に削れます。
柄付きブラシと木工用ボンド、F型クランプ3本を使い、接着です。
ここはスピード作業です。段取りをきちんとしておきます。
接着面にうっすらと木目が隠れる程度にボンドを塗り伸ばし、擦り合わせるようにしながら互いの材を貼り付け、クランプで締めつけていきます。木綿糸一本分接着剤がはみ出るのが丁度良い量の目安です。
定規を板面に当てて、平面になっているかを見て、反ったりしているようならばクランプの締めつけ具合を調整し、平面になるようにします。はみ出たボンドは濡れたウェスでしっかりと拭取り、これでひと段落です。
残りの時間は引き続きホゾ調整です。
基礎講座のスツール作りも半分をこえました。
もうすぐ形が見えてきます。



(小泉)