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木工基礎講座 10日目最終日

10日目基礎講座いよいよ仕上げ塗装です。
それぞれ苦労して加工した部材がしっかりとした構造物になりました。
鉋がけの仕上げは、木の色や肌触りなどがそのまま生かされる良さがあります。
一方塗装は、塗料の種類によっては、全く違った表情が生まれ、木地の保護を兼ねる効果もあります。
塗装だけでも木工の一分野として分業化が進んでいます。

作品の完成と塗装は分けて考えた方が良いでしょう。
塗装を前提に作っている場合はここまででやっと半分出来たと考えます。
塗料を木目に馴染みやすくする為に、塗装下地を作る作業をします。
機械仕上げの加工跡(ナイフマーク)がある場合、これが完全に無くなるまでサンドペーパー で磨きます。粒度は♯240以上を使います。

木材には導管と呼ばれる無数の穴が開いており、その穴をふさぐ為に、昔はとの粉(砥石の粉末)現在なら シーラーが目止め材として使われています。

○塗膜形成型(セラック、ウレタン、ラッカー等)
一般的に「ニスを塗る」と言うのは、塗膜が出来る塗料で、下地を完全にコーティングする事です。
防水や防汚効果がありますが、古くなると、塗膜がひび割れたり、「剥離(はくり)」「マクレ」等の劣化が起こります。
劣化した塗装を補修するには、塗膜を完全に落とす必要があります。

○オープンボア(塗膜を作らない)主にオイル仕上げがこれに当たります。
塗膜を作らないオイル仕上げは、導管に油脂成分を染み込ませるだけなので、塗装作業も容易で、手軽に風合いを出せる利点がありますが、乾燥が遅く、防水効果は塗膜形成塗料よりは劣ります。
定期的にオイルを染み込ませたウェスで軽く拭き込んでやると、色に深みが出てくるので、こちらを好む方も多いです。
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希望者には色の濃い染色塗料(ステイン)を使い、最終仕上げにオスモのエキストラクリアもしくはキヌカを塗りました。
オスモは植物系のオイルで、キヌカは米ぬかのオイルです。
濃い色の塗料を塗ると、印象がガラッと変わるので、表情の変化を感じてもらえたと思います。
仕上げ塗装の後、若干のケバ立ちが生じるので、生乾きの状態の時に♯400位の耐水ペーパーで磨くと、スベスベの表面になります。(オイル研ぎ)
最後に各自の好みで、バーニングペンでサインや模様などを描きこみました。
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10日間に渡って、それまで分からなかった専門用語や、道具の扱い方、木の見かた、加工の仕方などを実習してきました。
全員揃って完成することができました。
最後に修了証を授与。
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何か作りたい物が出来たら、またこちらに遊びに来てください。
皆さん、お疲れ様でした。
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